SBI証券の口座開設の流れを徹底解説！スマホで完結、必要なものから初期設定まで

SBI証券で投資を始めたいけれど、口座開設の手続きが難しそうで不安に感じていませんか。

「何から手をつければいいの？」「必要なものは？」「時間はどれくらいかかる？」

投資初心者にとって、最初のステップはハードルが高く感じられるかもしれません。

しかし、SBI証券の口座開設は、スマホ（またはPC）があれば最短5分程度で申し込みが完了し、非常にスムーズに進められます。

この記事では、SBI証券の口座開設の具体的な流れを、実際のスマホ画面をイメージしながら、誰でも迷わず完了できるようステップバイステップで徹底的に解説します。

この記事を読むことで、以下のことが分かります。

この記事で分かること

⚫︎SBI証券の口座開設に必要なもの（本人確認書類など）
⚫︎スマホで完結する口座開設の具体的な手順と流れ
⚫︎口座開設にかかる平均的な日数や時間
⚫︎口座開設後に必ず行うべき初期設定

事前に準備するものや、各ステップでの入力内容を詳しく解説します。この記事を読みながら進めれば、初心者の方でも安心してSBI証券の口座を開設できるはずです。

SBI証券の口座開設を始める前に確認すべき3つのこと
SBI証券口座開設の具体的な流れ・手順
SBI証券の口座開設でよくある質問（Q&A）
口座開設後に必ずやっておきたい初期設定
SBI証券をお得に始める！開催中のキャンペーン情報
【まとめ】SBI証券の口座開設はスマホで簡単、Oliveとの連携でさらにお得に
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SBI証券の口座開設を始める前に確認すべき3つのこと

まず、SBI証券の口座開設を「いつ」「何を使って」「何のために」行うかを明確にするため、基本的な3つの項目を確認しましょう。

SBI証券が選ばれる理由と特徴

SBI証券は、数あるネット証券の中でも特に人気が高く、多くの投資家に選ばれています。その主な理由と特徴を見ていきましょう。

豊富な商品ラインナップと業界最安水準の手数料

SBI証券の最大の魅力の一つは、その圧倒的な商品ラインナップです。国内株式はもちろん、投資信託（ファンド）、米国株式、IPO（新規公開株）、iDeCo（個人型確定拠出年金）まで、幅広い金融商品を取り扱っています。

特に投資信託は、低コストで人気のインデックスファンドからアクティブファンドまで、非常に多くの選択肢が揃っています。

また、手数料も業界最安水準です。国内株式の売買手数料は、特定の条件（※）を満たせば「ゼロ革命」により無料になる点も見逃せません。投資信託の購入時手数料も、多くが無料（ノーロード）です。

（※インターネットコースで、電子交付サービスを利用するなど）

コストを抑えて長期的な資産形成を目指す上で、この手数料の低さは大きなメリットと言えるでしょう。

「Tポイント」「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALマイル」が貯まる・使える

SBI証券は、ポイントプログラムが非常に充実しています。投資信託の保有残高や各種取引に応じてポイントが貯まります。

貯まるポイントは「Tポイント」「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALマイル」の5種類から選択可能です（JALマイルは一部取引のみ）。

特に注目すべきは「Vポイント」です。

当ブログのテーマでもある「Olive」や「三井住友カード」を利用している方も多いでしょう。その方々には、Vポイントを選ぶことを強くおすすめします。

理由は、三井住友カードを使った「クレカ積立」でVポイントが貯まるだけではありません。投資信託の保有残高などに応じてコンビニや飲食店での還元率が上がる「Vポイントアッププログラム」の対象にもなるからです。

投資をしながら、日常の買い物でもポイントが効率よく貯まる仕組みが整っています。

NISA（つみたて投資枠・成長投資枠）の対応

SBI証券は、2024年から始まった新NISA（つみたて投資枠・成長投資枠）にも完全対応しています。

NISA口座での取引は、売却益や配当金・分配金にかかる税金（通常約20%）が非課税になります。SBI証券はNISA口座で取り扱う投資信託の本数もトップクラスであり、長期的な資産形成のコアとなる口座として最適です。

NISA口座は、この後の証券総合口座の申し込み時に「同時に申し込む」ことが可能です。

口座開設に必要なもの（事前に準備しよう）

申し込みをスムーズに進めるため、事前に以下のものを手元に準備してください。

本人確認書類（マイナンバーカードまたは通知カード＋運転免許証など）

口座開設には、マイナンバー（個人番号）の確認と本人確認が必要です。

この記事で推奨する、スマホで完結する「eKYC（電子本人確認）」を利用する場合、以下のいずれかが必要となります。

パターン1：「マイナンバーカード（個人番号カード）」これ1枚で完結するため、最も簡単で早いです。
パターン2：「通知カード」＋「運転免許証」マイナンバーカードを持っていない場合は、この組み合わせで対応できます。

（※郵送での手続きや、上記以外の書類（住民票の写しなど）を利用する方法もありますが、手続きが複雑になります。スムーズな開設を目指すなら、上記2パターンのどちらかを準備しましょう。）

メールアドレス（登録・認証で使用）

口座開設手続きの最初に、メールアドレスの登録と認証が必要です。

キャリアメール（docomoなど）は迷惑メールフィルターで弾かれる可能性があるため、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスを推奨します。

（任意）銀行口座情報（住信SBIネット銀行など）

SBI証券の口座開設申し込み時に、必須ではありません。

ただし、後述する「住信SBIネット銀行」の口座を同時に開設する場合は、手続きがそのまま進みます。

また、開設後に証券口座への入金や、出金先の金融機関として銀行口座を登録する必要があります。

口座開設にかかる日数（最短どれくらい？）

「申し込みたい」と思ってから、実際に取引を開始できるまでの日数も気になるところです。

ネット（スマホ・PC）申し込みの場合

最も早い方法が、スマホで申し込み、本人確認を「スマホで本人確認（eKYC）」で行う方法です。

この場合、申し込み手続き自体は最短5分〜10分程度で完了します。

その後の審査を経て、**最短で「翌営業日」**には口座開設が完了し、取引を開始できます。

郵送申し込みの場合

本人確認書類を郵送で提出する方法も選べます。

しかし、書類の往復に時間がかかるため、口座開設完了までに1週間〜10日程度の日数が必要です。

よほどスマホ操作に不慣れな方以外は、スピーディーな「ネット申し込み（スマホで本人確認）」を選択することをおすすめします。

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SBI証券口座開設の具体的な流れ・手順

ここからは、実際にスマホでSBI証券の口座を開設する具体的な流れを、ステップバイステップで解説します。（2025年11月3日時点のものです）

ステップ1：公式サイトへアクセスしメールアドレスを登録

まずはSBI証券の公式サイトにアクセスします。

公式サイトの「無料口座開設はこちら」をタップ

公式サイトにアクセスすると、「無料口座開設はこちら」という目立つボタンがあります。ここをタップして手続きを開始します。

メールアドレスを入力し認証コードを受け取る

最初にメールアドレスの入力画面が表示されます。

先ほど準備した、確実に受信できるメールアドレスを入力し、「メールを送信」ボタンをタップしてください。

ステップ2：認証コードを入力し基本情報を入力

登録したメールアドレス宛に、SBI証券から「認証コード（6桁の数字など）」が記載されたメールがすぐに届きます。

認証コードを入力し、お客様情報の入力へ

メールに記載された認証コードを、ブラウザの画面に戻って入力欄に入力します。

認証が完了すると、お客様情報の入力画面に進みます。

氏名、住所、生年月日などの本人情報

ここからは、ご自身の基本情報を入力していきます。

氏名、フリガナ
生年月日
性別
電話番号（携帯電話）
郵便番号、住所

入力する氏名や住所は、この後提出する「本人確認書類（マイナンバーカードや運転免許証）」に記載されている情報と、一字一句同じである必要があります。

マンション名や部屋番号の記載漏れがないよう、正確に入力してください。

納税方法の選択（「特定口座（源泉徴収あり）」がおすすめ）

次に、税金の支払い方法に関する重要な選択があります。

「特定口座」と「一般口座」のどちらかを選びますが、投資初心者の場合は**「特定口座（源泉徴収あり）」**を強く推奨します。

特定口座（源泉徴収あり）:SBI証券が、年間の利益や損失の計算から、利益が出た場合の税金の支払い（源泉徴収）まで、すべて自動で行ってくれます。原則として、確定申告が不要になります。
特定口座（源泉徴収なし）:年間の損益計算は証券会社が行いますが、税金の支払いは自分自身で確定申告を行う必要があります。
一般口座:損益計算も確定申告も、すべて自分で行う必要があり、非常に手間がかかります。

会社員の方や、確定申告の手間を省きたい方は、必ず「特定口座（源泉徴収あり）」を選びましょう。

ステップ3：NISA（つみたてNISA）の選択

次に、NISA口座の開設について選択します。

「NISAを申し込む（無料）」を選択するメリット

証券総合口座の開設と同時に、NISA口座（つみたて投資枠・成長投資枠）の開設を申し込むことができます。

NISAは投資で得た利益が非課税になる、国が推奨する制度です。

これから投資を始める方のほとんどが利用するべき制度であり、口座開設は無料です。

特別な理由がない限り、ここは**「NISAを申し込む」**を選択しましょう。

（※NISA口座は全ての金融機関を通じて1人1口座のみです）

（すでに他社で開設済みの場合は「申し込まない」）

もし、すでに他の証券会社（楽天証券など）や銀行でNISA口座を開設済みの場合は、「申し込まない」を選択します。

（後から金融機関を変更する手続きは可能ですが、同時開設はできません）

ステップ4：住信SBIネット銀行の口座開設申し込み（任意）

次に、住信SBIネット銀行の口座を同時に開設するかどうかを選択します。

これは任意ですが、SBI証券をメインで使うのであれば、同時に申し込むメリットは非常に大きいです。

同時開設のメリット（SBIハイブリッド預金など）

住信SBIネット銀行の口座を開設し、SBI証券口座と連携（SBIハイブリッド預金）すると、以下のようなメリットがあります。

金利の優遇:「SBIハイブリッド預金」に預けたお金は、通常の普通預金よりも高い金利が適用されます。
資金移動の手間がゼロ:SBI証券で株式や投資信託を買う際、ハイブリッド預金に残高があれば、自動的に資金が振り替えられます。証券口座へいちいち「入金」する手間が省けます。
ATM・振込手数料の優遇:住信SBIネット銀行は、ランクに応じてATM手数料や他行宛振込手数料の無料回数が多く、メインバンクとしても非常に優秀です。

SBI証券の利便性が格段に向上するため、まだ口座を持っていない場合は「申し込む」を選択することをおすすめします。

ステップ5：ポイントサービスの選択

ここで、SBI証券で貯める「メインポイント」を選択します。

前述の通り、以下の5種類から選べます。

Vポイント
Tポイント
Pontaポイント
dポイント
JALマイル（※投資信託保有など一部のみ対象）

このブログ（Olive特化ブログ）の読者の方、そして運営者（私）の視点からは、「Vポイント」の一択です。

メインポイントに「Vポイント」を選ぶべき理由

Oliveや三井住S友カード（NL）をお持ちの方がVポイントを選ぶメリットは計り知れません。

クレカ積立でのポイント付与:三井住友カード（Olive含む）で投資信託を積立購入（クレカ積立）すると、カードのランクや利用条件に応じてポイントが付与されます。
Vポイントアッププログラム:SBI証券で一定の条件（投資信託の保有残高など）を満たすと、対象のコンビニや飲食店でOliveや三井住友カードを利用した際のポイント還元率がアップします。

すでにOliveを利用している方は、ここで必ず「Vポイント」を選択し、「申し込む」に進んでください。

ステップ6：規約の確認と同意

次に、各種規約の確認画面が表示されます。

「証券総合取引口座規約」「個人情報の取扱いについて」など、複数の書類（PDFファイル）が並んでいます。

すべての書類に目を通し（リンクをタップして開く必要があります）、内容を理解した上で「同意する」のチェックボックスにチェックを入れて進みます。

ステップ7：本人確認書類の提出

いよいよ本人確認です。ここで、申し込みのスピードが大きく変わります。

「スマホで本人確認（eKYC）」が最も早い

本人確認書類の提出方法は、以下の2つから選択します。

スマホで本人確認（eKYC）:「マイナンバーカード」または「通知カード＋運転免許証」をスマホのカメラで撮影し、同時にご自身の顔写真も撮影して認証する方法です。
郵送で本人確認:一度申し込みを完了させた後、SBI証券から郵送される書類に、本人確認書類のコピーを同封して返送する方法です。

最短翌営業日での口座開設を目指す場合、必ず**「スマホで本人確認（eKYC）」**を選択してください。

マイナンバーカードまたは通知カード＋運転免許証の準備

eKYCを選択すると、画面の指示に従って撮影に進みます。

手元に「マイナンバーカード」または「通知カードと運転免許証」を準備してください。

スマホカメラでの撮影手順

画面の指示は非常に丁寧です。

書類の撮影:「マイナンバーカード（表面・裏面）」または「運転免許証（表面・裏面）」と「通知カード」を、枠線に合わせて撮影します。
顔写真の撮影:インカメラ（自撮り）に切り替わり、ご自身の顔を撮影します。画面の指示に従い、ゆっくりと首を振るなどの動作を求められる場合があります。

これで本人確認書類の提出は完了です。

ステップ8：口座開設方法の選択と最終確認

（※このステップは、eKYCを選んだ場合、順番が前後または統合されている場合があります）

口座開設完了通知の受け取り方法を選択します。

「ネットで口座開設」を選択

「ネットで口座開設」を選択すると、口座開設完了の通知や、取引に必要なパスワード情報がメールおよびウェブサイト上で完結します。

「郵送で口座開設」を選ぶと、ここでも郵送待ちが発生するため、「ネットで口座開設」を選びましょう。

入力内容に間違いがないか最終チェック

最後に、これまで入力したすべての情報（氏名、住所、納税方法、NISAの選択など）の確認画面が表示されます。

万が一、住所や氏名に誤りがあると、審査に時間がかかったり、開設できなかったりする原因になります。

本人確認書類の記載と相違ないか、再度、入念にチェックしてください。

ステップ9：申し込み完了と審査

すべての入力内容を確認し、問題がなければ「口座開設申し込み」ボタンをタップします。

「口座開設申し込み」ボタンをタップ

これで、SBI証券の口座開設申し込みは完了です。お疲れ様でした。

登録したメールアドレスに「【SBI証券】口座開設のお申込みを受付いたしました」といった件名のメールが届いていることを確認してください。

審査完了通知（メール）を待つ

この後、SBI証券および税務署（NISA口座を同時申し込みした場合）での審査が開始されます。

「スマホで本人確認（eKYC）」で申し込んだ場合、審査は非常にスピーディーです。

早ければ当日の夜、または翌営業日には審査完了のメールが届きます。

ステップ10：口座開設完了通知の受け取りと初期設定

審査が完了すると、「【SBI証券】口座開設手続完了のご連絡」という件名のメールが届きます。

ユーザーネーム、ログインパスワードの確認

このメールに、SBI証券のウェブサイトにログインするための「ユーザーネーム」と「ログインパスワード」が記載されています。

（または、メール本文のリンク先から確認する形式の場合もあります）

取引パスワードの設定

初回ログインを行うと、まず「取引パスワード」の設定を求められます。

取引パスワードは、株式の売買や投資信託の購入など、実際のお金の動きを伴う操作（注文）の際に使用する、非常に重要なパスワードです。

ログインパスワードとは異なるものを設定し、第三者に推測されにくい、複雑なパスワードを設定してください。

以上で、SBI証券の口座開設手続きはすべて完了です。

SBI証券の口座開設でよくある質問（Q&A）

口座開設の手続きに関して、投資初心者の方が抱きやすい疑問や不安について、Q&A形式で回答します。

Q. PC（パソコン）からでも口座開設できる？

A. はい、もちろん可能です。

PCからSBI証券の公式サイトにアクセスし、同様の手順で申し込めます。

ただし、本人確認（eKYC）の部分で、スマホのカメラ機能が必要になる場合があります。

その際は、PC画面に表示されるQRコードをスマホで読み取り、スマホで撮影・認証を行う流れです。どちらから始めても、最終的にスマホでの操作が必要になる可能性が高いです。

Q. 口座開設の審査に落ちることはある？理由は？

A. 審査に落ちる（口座開設を謝絶される）ことは、基本的には稀ですが、可能性はゼロではありません。

主な理由としては、以下のようなケースが考えられます。

申し込み時に入力した情報（氏名、住所）と、本人確認書類の情報が異なっていた。
本人確認書類（運転免許証など）の有効期限が切れていた。
日本国内に在住していない（非居住者）。
過去に証券会社との間で重大なトラブルがあった。
反社会的勢力と関係がある、またはその疑いがあると判断された。

一般的な個人の方であれば、入力ミスにさえ気をつければ、審査を過度に心配する必要はありません。

Q. 未成年でも口座開設できる？

A. はい、未成年口座（0歳〜17歳）の開設が可能です。

ただし、未成年口座の開設には、親権者の同意および親権者自身のSBI証券口座が必要です。

申し込み手続きも、成人とは異なる専用のフォームから行う必要があります。

この記事で解説した流れは、18歳以上の成人を対象としたものです。

Q. 申し込みの途中でやめたらどうなる？

A. 途中でブラウザを閉じたり、入力（セッション）がタイムアウトしたりした場合、入力内容は保存されていません。

その場合は、お手数ですが、再度ステップ1の「メールアドレス登録」からやり直す必要があります。

ただし、メールアドレスの登録と認証コードの入力まで完了していれば、そのメールアドレスを使った申し込みが「仮登録」の状態になっている場合があります。

その際は、SBI証券から届いているメール内のリンクから再開できるか確認してください。

Q. 「ネットで口座開設」と「郵送で口座開設」の違いは？

A. 最大の違いは「スピード」と「手間」です。

比較項目	ネットで口座開設（eKYC）	郵送で口座開設
開設までの日数	最短翌営業日	約1週間〜10日
本人確認方法	スマホのカメラで完結	書類のコピーを郵送
パスワード受取	ウェブ上で確認	簡易書留（郵送）で受取
おすすめな人	すべての人（特に急ぐ人）	スマホ操作が苦手な人

（※2025年11月3日時点）

繰り返しになりますが、「ネットで口座開設（eKYC）」が圧倒的に早くて便利です。

Q. どのポイントサービスを選ぶべき？Oliveユーザーは？

A. Olive（三井住友カード）ユーザーの方は、迷わず「Vポイント」を選んでください。

その他のポイント（Tポイント、Pontaポイント、dポイント）も、それぞれの経済圏で利用価値は高いです。

もし、Vポイント経済圏（SMBCグループ）以外に、ご自身がメインで貯めているポイントがあれば、そちらを選ぶのも一つの選択肢です。

しかし、SBI証券の最大の強みの一つである「クレジットカード積立」のメリットを最大限に享受できるのは、三井住友カード（Olive含む）と「Vポイント」の組み合わせだけです。

当ブログの運営者としても、SBI証券を利用するならVポイントを強く推奨します。

口座開設後に必ずやっておきたい初期設定

口座開設が完了し、無事にログインできたら、実際の取引を始める前に必ずやっておきたい初期設定がいくつかあります。

ログインと取引パスワードの確認・変更

ステップ10で解説した通り、初回ログイン時には必ず「取引パスワード」を設定（または変更）します。

ログインパスワードと取引パスワードは、セキュリティのために定期的に変更することが推奨されます。

お客様情報（プロファイル）の登録

初回ログイン後、「お客様情報（プロファイル）」の登録を求められます。

勤務先情報（内部者登録）

ご自身の勤務先（会社名、部署、役職など）を登録します。

これは、インサイダー取引（未公開の重要情報を利用した不公正な取引）を未然に防ぐために、すべての証券会社で義務付けられている「内部者登録」のためです。

ご自身が上場企業にお勤めの場合や、ご家族が上場企業の役員である場合などは、正確に申告する必要があります。

投資経験の入力

「株式投資の経験年数」「投資信託の経験年数」「資産状況」「投資の目的（長期運用、短期売買など）」といった質問に回答します。

これは、証券会社が顧客のリスク許容度を把握し、過度にリスクの高い商品を勧誘しないようにするための「適合性の原則」に基づいています。

正直に回答してください。

振込先金融機関口座の登録

SBI証券で得た利益や、売却した代金を出金（払い戻し）するための銀行口座を登録します。

ステップ4で「住信SBIネット銀行」を同時開設した方は、自動的に連携（ハイブリッド預金）が設定されるため、この作業は不要か、または簡単な確認のみで完了します。

それ以外の銀行（三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など）を登録する場合は、口座情報を正確に入力してください。

（Oliveユーザー必見）三井住友カードを使ったクレジットカード積立（クレカ積立）の設定

お待たせしました。

Oliveユーザーや三井住友カード（NL）をお持ちの方が、口座開設後にぜひ行ってほしい、最も重要な設定です。

投資信託の積立購入を、現金ではなくクレジットカード（Oliveのクレジットモードや三井住友カード）で行う設定を指します。

クレジットカード積立のメリット（Vポイントが貯まる）

SBI証券のクレカ積立の最大のメリットは、積立額に応じてVポイントが付与される点です（積立設定上限は月10万円）。

ただし、重要な注意点（2024年11月買付分〜）があります。

ポイント付与を受けるには、積立に使うカードで一定額以上の「年間利用額」（※）を満たす必要があります。

Oliveゴールド / ゴールド(NL) の場合:
- 年間100万円以上利用 → 1.0% のVポイント付与
- 年間100万円未満利用 → 0% （ポイント付与なし）
Olive（一般） / （NL）の場合:
- 年間10万円以上利用 → 0.5% のVポイント付与
- 年間10万円未満利用 → 0% （ポイント付与なし）

（※集計対象外の利用（クレカ積立額そのものなど）があります。詳細は公式サイトでご確認ください。）

例えば、Oliveゴールドで年間100万円の利用条件を達成し、毎月5万円を積立した場合、それだけで毎月500ポイント（5万円 × 1.0%）、年間で6,000ポイントが貯まります。

投資の元本とは別にポイントが貯まるため、条件を達成できる方には非常に有利な資産運用です。

Olive（三井住友カード）の登録手順

以下の手順で、SBI証券の口座にOlive（三井住友カード）を登録します。

SBI証券にログイン:まず、SBI証券のウェブサイトにログインします。
「投信」メニューへ:上部メニューから「取引」→「投資信託」→「投信（積立買付）」の順にクリックします。
「クレジットカード」を選択:積立買付のメニュー内に「クレジットカード」という項目（またはタブ）があるので、それをクリックします。
「カードを登録する」:「クレジットカード管理」画面に進み、「カードを登録する」ボタンを押します。
規約の確認とVpass（SMBC ID）認証:規約を確認し、同意します。次に、取引パスワードを入力します。すると、三井住友カードの会員サイト「Vpass」の認証画面に遷移します。Oliveユーザーの方は、VpassのID・パスワード、または**「SMBC ID」**（Olive申し込み時に設定したID）でログインします。
カードの選択と登録完了:認証が完了すると、積立に利用するカード（Oliveフレキシブルペイなど）を選択する画面が表示されます。カードを選び、「同意する」を押すと、「クレジットカードのご登録が完了しました」と表示されます。

これで、SBI証券とOlive（三井住友カード）の連携は完了です。

積立設定（銘柄選択・金額設定）の方法

カードの登録が完了したら、次はいよいよ積立する投資信託（ファンド）を選びます。

「積立設定一覧」へ:クレジットカード管理画面、または「投信（積立買付）」メニューから、積立設定を行います。
ファンド（銘柄）を選ぶ:NISA（つみたて投資枠）などで人気の低コストなインデックスファンド（例：「eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）」や「eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）」など）を検索します。
「積立買付（クレカ）」を選択:買いたいファンドが見つかったら、「積立買付」ボタンを押します。この時、決済方法として**「クレジットカード」**が選択されていることを必ず確認してください。
積立金額と設定日を入力:毎月いくら積み立てるか（100円から10万円まで）、積立設定日（※毎月1回）を入力します。NISA口座を利用する場合は、「NISA（つみたて投資枠）」または「NISA（成長投資枠）」を選択します。
設定完了:目論見書などを確認し、取引パスワードを入力すれば、積立設定は完了です。

これで、毎月自動的にOlive（三井住友カード）から設定金額分の投資信託が購入され、同時に（条件達成で）Vポイントも貯まっていく仕組みが完成しました。