三井住友銀行の「Oliveフレキシブルペイ」には、一般、ゴールド、そして最上位の「プラチナプリファード」の3つのランクがあります。特にプラチナプリファードは、年会費が33,000円(税込)と高額なため、「本当に元が取れるの?」「自分にはゴールドの方が合っているのでは?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんなあなたの疑問を解決します。プラチナプリファードの損益分岐点を様々な角度から徹底的にシミュレーションし、あなたが年会費以上のメリットを受けられるかどうかを具体的に明らかにします。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
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⚫︎Oliveプラチナプリファードの年会費を回収できる年間利用額の目安
⚫︎SBI証券のクレカ積立や特約店の利用を含めた、詳細な損益分岐シミュレーション
⚫︎Oliveゴールドと比較して、どちらが自分にとってお得なのか
⚫︎Oliveプラチナプリファードが本当に向いている人の特徴
この記事を最後まで読めば、あなたがプラチナプリファードを選ぶべきか、それともゴールドで十分なのか、自信を持って判断できるようになるでしょう。
そもそもOliveフレキシブルペイ「プラチナプリファード」とは?
まずは、Oliveプラチナプリファードがどのようなカードなのか、基本的な性能と特典についておさらいしておきましょう。他のランクにはない、プラチナプリファードならではの強力なメリットが損益分岐点を考える上で非常に重要になります。
Oliveプラチナプリファードの基本スペック(年会費・還元率)
項目 | 内容 |
年会費 | 33,000円(税込) |
基本ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Visa |
支払いモード | ・クレジットモード<br>・デビットモード<br>・ポイント払いモード |
付帯機能 | ・キャッシュカード機能<br>・Visaのタッチ決済 |
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基本のポイント還元率は1.0%と、一般的なゴールドカードと同等かそれ以上の水準です。しかし、プラチナプリファードの真価は、この基本還元率に上乗せされる数々の特典にあります。
年会費33,000円(税込)に見合う豪華な特典
高額な年会費に見合うだけの、強力なポイント還元特典が用意されています。特に重要なのが「継続特典」「特約店ボーナス」「クレカ積立ボーナス」の3つです。
特典1:基本のポイント還元率は1.0%
まず基本として、クレジットモードでの利用200円(税込)につき2ポイント(Vポイント)が付与されます。還元率は1.0%です。これはOliveゴールドの0.5%と比較して2倍の還元率であり、大きなアドバンテージです。
特典2:継続利用で最大40,000ポイントがもらえる「継続特典」
Oliveプラチナプリファードの損益分岐点を考える上で最も重要なのが、この継続特典です。前年のカード利用額に応じて、毎年最大40,000ポイントがプレゼントされます。
- 年間100万円利用ごとに 10,000ポイント
- 最大で年間400万円利用の40,000ポイントが上限
つまり、年間100万円利用すれば10,000ポイント、200万円利用すれば20,000ポイント…というように、利用額に比例してボーナスが増えていきます。この特典だけで、年会費の大部分をカバーすることも不可能ではありません。
特典3:対象の特約店(プリファードストア)利用で+1〜14%ポイント還元
プリファードストアと呼ばれる特約店でカードを利用すると、基本の1.0%還元に加えて、店舗ごとに設定された追加ポイント(+1%〜+14%)が還元されます。
【プリファードストアの一例(2025年8月時点)】
- +14%還元
- ANA、Expedia、Hotels.com
- +9%還元
- 一休.comレストラン
- +6%還元
- さとふる、ふるなび
- +4%還元
- ENEOS、アパホテル
- +1%還元
- セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなど
日常的に利用するコンビニや、旅行サイト、ふるさと納税サイトなどが対象に含まれています。これらの店舗を頻繁に利用する方であれば、ポイントを効率的に貯めることができ、損益分岐点を大幅に引き下げることが可能です。
特典4:SBI証券のクレカ積立で5.0%のVポイント還元
資産運用をしている方にとって、見逃せないのがSBI証券でのクレカ積立によるポイント還元です。Oliveプラチナプリファードで投資信託を積み立てると、積立額の**5.0%**という非常に高い還元率でVポイントが付与されます。
- Olive プラチナプリファード:5.0%
- Olive ゴールド:1.0%
- Olive 一般:0.5%
クレカ積立の上限は月10万円(2024年3月時点の制度改定後)ですので、毎月10万円を積み立てると、それだけで年間60,000ポイント(10万円 × 12ヶ月 × 5.0%)を獲得できます。この特典だけで、年会費33,000円を余裕で回収できてしまいます。
特典5:充実した旅行傷害保険とショッピング保険
プラチナカードならではの手厚い保険も付帯しています。
- 海外・国内旅行傷害保険: 最高5,000万円(利用付帯)
- ショッピング補償: 年間500万円まで
万が一の時にも安心な補償が用意されており、旅行や高価な買い物をする機会が多い方にとっては、年会費以上の価値があると言えるでしょう。
特典6:選べる無料特典(コンビニ・飲食店の利用で+2%還元など)
Oliveアカウントの契約者全員が利用できる「選べる特典」も魅力です。以下の4つの中から、毎月1つ(プラチナプリファードは2つ)を選ぶことができます。
- 給与・年金受取特典: Vポイント200pt/月
- ご利用特典: Vポイント100pt/月
- コンビニATM手数料無料: 月1回→月2回にアップグレード
- 対象のコンビニ・飲食店でのVポイントアッププログラム: +2%還元
プラチナプリファードのユーザーは、この特典を2つ選択可能です。例えば、「給与受取特典」と「Vポイントアッププログラム」を両方選択すれば、毎月200ポイントをもらいつつ、対象店舗での還元率をさらに高めることができます。
Oliveプラチナプリファードの損益分岐点を徹底シミュレーション

お待たせいたしました。ここからは、Oliveプラチナプリファードの損益分岐点を具体的な利用シーンに合わせてシミュレーションしていきます。ご自身のカード利用状況と照らし合わせながら、読み進めてみてください。
損益分岐点の計算方法と考え方
損益分岐点を計算する基本的な考え方は、以下の通りです。
(年間で獲得できるポイントの合計価値) - (年会費) ≥ 0円
この式が0円以上になれば、「元が取れた」と判断できます。獲得ポイントの内訳は、主に以下の4つです。
- 通常利用ポイント: 年間利用額 × 1.0%
- 継続特典ポイント: 年間利用額に応じて10,000〜40,000pt
- クレカ積立ポイント: 積立額 × 5.0%
- 特約店利用ポイント: 特約店での利用額 × 追加還元率
これらのポイントを合計し、年会費33,000円(税込)と比較します。
パターン1:通常利用のみで損益分岐点を目指す場合
まずは最もシンプルな、普段の買い物や公共料金の支払いなど、通常利用だけで年会費の元を取るケースを考えてみましょう。
年間200万円利用のケース
年間200万円をプラチナプリファードで決済した場合に獲得できるポイントを計算します。
- 通常利用ポイント: 2,000,000円 × 1.0% = 20,000ポイント
- 継続特典ポイント: 20,000ポイント(200万円利用達成)
- 合計獲得ポイント: 20,000 + 20,000 = 40,000ポイント
この場合、獲得ポイントの価値(40,000円相当)が年会費(33,000円)を7,000円分上回ります。 このことから、SBI証券や特約店を全く利用しない人でも、年間200万円のカード利用があれば、十分に元が取れることが分かります。月平均にすると約16.7万円の利用です。家賃や光熱費、通信費、食費などをカードに集約すれば、十分に達成可能な金額と言えるでしょう。
年間300万円利用のケース
さらに利用額が多い、年間300万円のケースも見てみましょう。
- 通常利用ポイント: 3,000,000円 × 1.0% = 30,000ポイント
- 継続特典ポイント: 30,000ポイント(300万円利用達成)
- 合計獲得ポイント: 30,000 + 30,000 = 60,000ポイント
年会費33,000円を差し引いても、27,000円相当のプラスとなります。利用額が多ければ多いほど、お得になることがよく分かります。
パターン2:SBI証券のクレカ積立(月10万円)を含めて損益分岐点を目指す場合
次に、Oliveプラチナプリファードの最大の武器である「SBI証券でのクレカ積立5.0%還元」を活用するケースです。
まず、クレカ積立だけで得られる年間ポイントを確認します。 毎月上限の10万円を積み立てた場合、
- クレカ積立ポイント: 100,000円/月 × 12ヶ月 × 5.0% = 60,000ポイント
これだけで年会費33,000円を大幅に上回り、27,000円相当のプラスになります。つまり、SBI証券で毎月10万円の積立投資を行っている方であれば、他の決済が0円でもプラチナプリファードを持つ価値があると言えます。
年間100万円利用+クレカ積立のケース
では、通常利用とクレカ積立を組み合わせるとどうなるでしょうか。年間100万円の通常利用と、月10万円のクレカ積立を行った場合を計算します。
- 通常利用ポイント: 1,000,000円 × 1.0% = 10,000ポイント
- 継続特典ポイント: 10,000ポイント(100万円利用達成)
- クレカ積立ポイント: 60,000ポイント
- 合計獲得ポイント: 10,000 + 10,000 + 60,000 = 80,000ポイント
年会費を差し引いても、実に47,000円相当もお得になります。
年間200万円利用+クレカ積立のケース
さらに年間200万円を利用した場合は、以下のようになります。
- 通常利用ポイント: 2,000,000円 × 1.0% = 20,000ポイント
- 継続特典ポイント: 20,000ポイント(200万円利用達成)
- クレカ積立ポイント: 60,000ポイント
- 合計獲得ポイント: 20,000 + 20,000 + 60,000 = 100,000ポイント
獲得ポイントは10万ポイントに達し、年会費を差し引いても67,000円相当のプラスです。ここまで来ると、年会費が非常に安く感じられるのではないでしょうか。
パターン3:特約店(プリファードストア)の利用を含めて損益分岐点を目指す場合
最後に、特約店(プリファードストア)での利用が損益分岐点に与える影響を見ていきましょう。 仮に、年間利用額150万円のうち、30万円を還元率+6%のふるさと納税サイト(さとふる、ふるなびなど)で利用したと想定します。
- 通常利用ポイント(150万円分): 1,500,000円 × 1.0% = 15,000ポイント
- 継続特典ポイント: 10,000ポイント(100万円利用達成)
- 特約店追加ポイント: 300,000円 × 6.0% = 18,000ポイント
- 合計獲得ポイント: 15,000 + 10,000 + 18,000 = 43,000ポイント
このケースでは、年間利用額が200万円に満たない150万円であっても、獲得ポイント(43,000pt)が年会費(33,000円)を10,000円分上回ります。 このように、ご自身のライフスタイルの中で特約店をうまく活用することで、損益分岐点達成のハードルを大きく下げることができます。
【徹底比較】Oliveプラチナプリファードとゴールド、どっちがお得?

プラチナプリファードを検討する際、必ず比較対象となるのが年会費5,500円(税込)の「Oliveゴールド」です。特に、年間100万円の利用で年会費が永年無料になる「100万円修行」を達成できる方にとっては、どちらを選ぶべきか悩ましい問題です。
年会費と基本特典の比較表
項目 | Olive プラチナプリファード | Olive ゴールド |
年会費 | 33,000円(税込) | 5,500円(税込)<br>※年間100万円利用で翌年以降永年無料 |
基本還元率 | 1.0% | 0.5% |
継続特典 | 年間100万円利用ごとに10,000pt | 年間100万円利用で10,000pt |
SBI証券クレカ積立 | 5.0% | 1.0% |
特約店(プリファードストア) | あり(+1〜14%) | なし |
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損益分岐点の違いはどこにある?
どちらがお得になるかは、あなたの「年間利用額」と「SBI証券の利用状況」によって明確に分かれます。
ケース1:「年間100万円修行」ができるならゴールドが有利
もしあなたの年間利用額が「100万円以上200万円未満」で、かつSBI証券のクレカ積立をあまり利用しないのであれば、Oliveゴールドの方がお得です。
- ゴールドの場合:
- 年会費:永年無料
- 通常利用ポイント:150万円 × 0.5% = 7,500pt
- 継続特典:10,000pt
- 合計:17,500pt
- プラチナプリファードの場合:
- 年会費:33,000円
- 通常利用ポイント:150万円 × 1.0% = 15,000pt
- 継続特典:10,000pt
- 合計:25,000pt → 年会費を引くと -8,000円
このケースでは、年会費が永年無料になるゴールドに軍配が上がります。
ケース2:SBI証券のクレカ積立を重視するならプラチナプリファード
一方で、SBI証券で毎月5万円以上のクレカ積立を行うのであれば、年間利用額に関わらずプラチナプリファードが圧倒的に有利です。
両者のクレカ積立による還元率の差は4.0%です。 仮に月5万円を積み立てると、年間のポイント差は、
(50,000円 × 12ヶ月)× 4.0% = 24,000ポイント
となります。 プラチナプリファードの年会費(33,000円)とゴールドの年会費(実質無料と仮定)の差額は27,500円(税込)ですが、このクレカ積立のポイント差だけで、その大部分を埋めることができます。積立額が月10万円なら、ポイント差は48,000ptとなり、完全に逆転します。
ケース3:特定の特約店をよく利用するならプラチナプリファード
旅行サイト(Expediaなど)やふるさと納税サイト(さとふるなど)といった高還元の特約店を頻繁に利用する場合も、プラチナプリファードが有利になります。これらの特約店での利用額が多い方は、年間のカード利用額が200万円に届かなくても、損益分岐点をクリアできる可能性が高まります。
私がOliveゴールドを使い続ける理由
参考までに、当ブログの運営者である私は、現在「Oliveゴールド」を利用しています。その理由は、私のカード利用スタイルが「年間100万円以上200万円未満」に収まっており、かつSBI証券のクレカ積立額がそれほど多くないからです。
私の場合は、年間100万円を利用して年会費を永年無料にし、継続特典の10,000ポイントをもらうのが最もコストパフォーマンスが良いと判断しています。
しかし、もし今後、SBI証券での積立額を増やすことになったり、年間のカード決済額がコンスタントに200万円を超える見込みが立ったりした際には、迷わずプラチナプリファードへのアップグレードを検討するでしょう。それほど、プラチナプリファードの特典は強力だと感じています。
Oliveプラチナプリファードがおすすめな人・おすすめでない人

ここまでのシミュレーションと分析を踏まえて、Oliveプラチナプリファードがどのような人におすすめできるのか、改めて整理します。
こんなあなたに!プラチナプリファードがおすすめな人の特徴
- 年間200万円以上のカード利用が見込める人
- SBI証券で毎月5万円以上のクレカ積立を行っている、または始める予定の人
- 旅行や出張が多く、ExpediaやANAなどの特約店を頻繁に利用する人
- ふるさと納税を毎年しっかり行っている人
- とにかく効率よくVポイントを貯めたいと考えている人
これらのいずれか一つにでも当てはまる方は、年会費33,000円を支払ってでもプラチナプリファードを持つ価値が十分にあります。
プラチナプリファードをおすすめしない人の特徴
- 年間のカード利用額が100万円前後の人
- SBI証券のクレカ積立を利用していない、または少額の人
- 特約店(プリファードストア)をほとんど利用しない人
- まずは年会費無料でカードを持ちたいと考えている人
上記に当てはまる方は、まずはOliveゴールドで「100万円修行」を達成し、年会費を永年無料にするのがおすすめです。ご自身の経済状況やライフスタイルの変化に合わせて、将来的にプラチナプリファードへアップグレードを検討するのが賢い選択と言えるでしょう。
Oliveプラチナプリファードに関するよくある質問(Q&A)
最後に、Oliveプラチナプリファードに関して多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
Q1. 初年度の年会費は無料になりますか?
A1. いいえ、Oliveプラチナプリファードには初年度年会費無料の特典はありません。入会初年度から33,000円(税込)の年会費がかかります。
Q2. 損益分岐点を超えなかったら損するだけですか?
A2. 金銭的な損得だけで見れば、獲得ポイントが年会費を下回った場合は「損」と言えます。しかし、最高5,000万円の旅行傷害保険や年間500万円までのショッピング補償など、ポイント以外の価値も考慮する必要があります。これらの手厚い保険に価値を感じる場合は、一概に損とは言えないでしょう。
Q3. Oliveゴールドからプラチナプリファードへのアップグレードはできますか?
A3. はい、三井住友銀行アプリから簡単にアップグレードの手続きが可能です。ただし、一度プラチナプリファードにアップグレードすると、ゴールドや一般ランクにダウングレードすることはできないため、慎重に判断する必要があります。(2025年8月時点)
Q4. 家族カードでも損益分岐点の計算は同じですか?
A4. Oliveアカウントは、本会員1名につき1アカウントのため、家族カードの発行はできません。したがって、損益分岐点の計算は本会員の利用額のみで考える必要があります。
Q5. SBI証券のクレカ積立の上限額は変わりますか?
A5. 2024年3月の内閣府令改正により、クレカ積立の上限額は月5万円から月10万円に引き上げられました。これにより、Oliveプラチナプリファードの5.0%還元のメリットがさらに大きくなっています。
【まとめ】自分のライフスタイルに合わせて最適なカードを選ぼう

今回は、Oliveプラチナプリファードの損益分岐点について、様々な角度から詳しく解説しました。
- 損益分岐点の目安は年間200万円利用
- SBI証券で月10万円積立をすれば、それだけで年会費の元が取れる
- 特約店の利用で、損益分岐点のハードルはさらに下がる
- 年間利用額が100万円台なら、ゴールドの方がお得な場合もある
Oliveプラチナプリファードは、年会費こそ高額ですが、それを補って余りある強力なポイント還元プログラムを備えたカードです。特に「年間200万円以上の利用者」や「SBI証券のクレカ積立利用者」にとっては、これ以上ないほど魅力的な一枚と言えるでしょう。
この記事で紹介したシミュレーションを参考に、ご自身の年間のカード利用額や資産運用のスタイルを一度見直してみてください。そして、あなたのライフスタイルに最もフィットする一枚を選び、お得なキャッシュレスライフを送ってくださいね。
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