⚫︎OliveとNLの2枚持ちが可能かどうかの明確な答え
⚫︎2枚持ちで得られる5つのメリット
⚫︎見落としがちな4つのデメリットと注意点
⚫︎あなたが「2枚持ち」すべきかの判断基準
三井住友カード(NL)を便利に使っているけれど、最近よく聞く「Olive(オリーブ)」も気になっていませんか? あるいは、Oliveを使い始めたけれど、NLカードも持った方がお得なのか悩んでいませんか?
結論から言うと、Oliveと三井住友カード(NL)の2枚持ちは可能です。実は、2枚持ちすることで両方のメリットを「両取り」でき、特にSBI証券のクレカ積立やポイント還元で圧倒的にお得になる戦略があるんです。
この記事では、実際に「Olive(ゴールド)」と「三井住友カード ゴールド(NL)」を2枚持ちで運用している私(運営者)が、OliveとNLを併用する具体的なメリット・デメリットから、リアルな使い分け術まで徹底的に解説します。
Oliveと三井住友カード(NL)は2枚持ちできる?

「Olive(オリーブ)と三井住友カード(NL)って、結局どっちか1枚しか持てないの?」「もし両方持てたらお得?」
このブログでも、こうした疑問を非常に多くいただきます。
結論から申し上げますと、Oliveと三井住友カード(NL)は、全く問題なく「2枚持ち(併用)」が可能です。
【実体験】OliveゴールドとNLゴールド、私も2枚持ちで運用中
「2枚持ちできます」と断言できるのは、このブログの運営者である私自身が、現在【2025年11月3日】時点で「Oliveフレキシブルペイ ゴールド」と「三井住友カード ゴールド(NL)」の2枚を実際に所有し、日々活用しているからです。
(ここに、OliveゴールドカードとNLゴールドカードの2枚を並べた写真(イメージ)が入ります)
サービスの仕組みを理解するまでは少し混乱するかもしれませんが、「なぜ2枚持ちできるのか」を理解するために、まずは両者の決定的な違いを知っておきましょう。
「Olive(フレキシブルペイ)」と「三井住友カード(NL)」は全く別のカード
多くの方が混乱するポイントですが、「Olive」は単なるクレジットカードの名称ではありません。
- Olive(オリーブ): 三井住友銀行の口座を中核とした「総合金融サービス」のパッケージ名です。 私たちが手にする「Oliveフレキシブルペイ」というカードは、1枚で「クレジットカード」「デビットカード」「ポイント払い」の3つの決済機能を切り替えられる多機能カードを指します。 あくまで三井住友銀行のサービスの一部であり、アプリも「三井住友銀行アプリ(SMBCアプリ)」で管理します。
- 三井住友カード(NL): これは三井住友カード株式会社が発行する「単機能のクレジットカード」です。 サービス管理は「Vpass(ブイパス)アプリ」で行います。
つまり、Oliveは「銀行サービス(に付随する多機能カード)」、NLは「クレジットカード会社(が発行する単体カード)」であり、発行元やサービスの体系が根本的に異なるのです。
だからこそ、両方を「別のサービス」として契約し、2枚持ちすることが可能となっています。
2枚持ちの基本:Oliveは「SMBC ID」、NLは「Vpass ID」で管理
この「別サービス」であるという点は、2枚持ちの管理方法にも表れています。
- Oliveの情報(利用明細、選べる特典など): 「SMBC ID」に紐づき、「三井住友銀行アプリ」で管理します。
- NLの情報(利用明細、Vポイントなど): 「Vpass ID」に紐づき、「Vpassアプリ」で管理します。
2枚持ちをするということは、基本的にこれら2つのアプリ(ID)を使い分けていく、ということになります。(※Vポイントは「Vポイントおまとめ手続き」で合算が可能です)
「管理が面倒そう」と感じたかもしれませんが、その手間を補って余りあるメリットが、2枚持ちには存在します。
なぜ2枚持ち?運営者がOliveと三井住友カード(NL)を併用する3つの理由

「2枚持ちできるのは分かったけど、わざわざ管理が面倒なことをする理由は?」
ごもっともな疑問です。 私がOliveゴールドとNLゴールドの2枚持ち(どちらも年会費永年無料化済み)に踏み切った理由は、以下の3つに集約されます。
理由1:SBI証券のクレカ積立枠(月20万円)のポイント付与率を最大化したかった
これが最大の理由です。 2024年9月の規約変更により、SBI証券のクレカ積立は大きな変革を迎えました。
【2025年11月3日】現在、三井住友カード(NL)もOliveも、カードランク(一般、ゴールド、プラチナ)に関わらず、それぞれ月10万円まで積立設定が可能になっています。
さらに重要なのは、ポイント付与の対象も「カードごと」になった点です。
- NLゴールド(1.0%): 月10万円の積立で、1,000 Vポイント/月
- Oliveゴールド(1.0%): 月10万円の積立で、1,000 Vポイント/月
つまり、2枚持ちすれば「合計 月20万円」の積立が可能となり、毎月2,000 Vポイント(年間24,000 Vポイント)を自動的に獲得できる体制が作れるのです。
NISAの「つみたて投資枠(月10万円)」と「成長投資枠」を併用している方にとって、この「積立枠20万円」のインパクトは計り知れません。
理由2:OliveとNLの特典を「両取り」したかった
OliveとNLは、それぞれ独自の特典を提供しています。2枚持ちすることで、これらの特典を「両取り」できるのが魅力でした。
- Olive側で得られる特典:
- 「選べる特典」(例:「Vポイントアッププログラム +1%」「ご利用特典 100pt/月」などから1つ選択。ランクにより選択肢は異なる)
- NL側で得られる特典:
- 「Vポイントアッププログラム」(対象のコンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済で最大7%還元)
(※注:かつてNLには「選べる3店舗(+0.5%)」という特典がありましたが、2024年にVポイントアッププログラムに統合・改定されました)
特にOliveの「選べる特典」はNLにはない独自のプログラムです。これを活用できるだけでも、2枚持ちの価値はあります。
理由3:「100万円修行」を達成し、2枚のゴールドカードを年会費永年無料で持ちたかった
三井住友カード ゴールド(NL)とOliveフレキシブルペイ ゴールドは、どちらも通常5,500円(税込)の年会費がかかります。 しかし、両カードには「年間100万円の利用で、翌年以降の年会費が永年無料」になる、通称「100万円修行」という特典があります。
私は、この「100万円修行」をNLゴールドとOliveゴールドの両方で達成しました。
これにより、SBI証券のクレカ積立で1.0%のポイント付与(一般カードは0.5%)という強力な恩恵を、2枚とも「年会費永年無料」で受け続けられる状態を確立したかったのです。
Oliveと三井住友カード(NL)を2枚持ちするメリット5選

私が2枚持ちに踏み切った理由と重なる部分もありますが、改めて「OliveとNLを2枚持ちするメリット」を5つに整理して、詳しく解説します。
メリット1:SBI証券のクレカ積立枠が「月20万円」に倍増!ポイントも満額取れる
前述の通り、これが2枚持ちにおける最大のメリットです。
2024年秋からの新ルールにより、NLカードもOliveも、それぞれ月10万円まで積立設定が可能になりました。 Crucially(重要な点として)、ポイント付与対象も「カードごと」に判定されます。
【ゴールドランク2枚持ちの場合(月20万円積立)】
- NLゴールド(積立上限 月10万円):
- 積立額 100,000円 × 1.0% = 1,000 Vポイント
- Oliveゴールド(積立上限 月10万円):
- 積立額 100,000円 × 1.0% = 1,000 Vポイント
→ 合計:積立額 月20万円、獲得ポイント 月2,000 Vポイント
もし1枚だけ(例えばNLゴールドのみ)だと、積立上限は月10万円(1,000 Vポイント)で頭打ちです。 2枚持ちすることで、投資の元本を増やしながら、獲得できるポイントも2倍にできるのです。
これは、新NISAの枠を最速で埋めたい投資家や、ポイ活上級者にとって非常に強力な戦略と言えます。
メリット2:Oliveの「選べる特典」とNLの「Vポイントアッププログラム」を両取りできる
2枚持ちすることで、両カードが持つ「ポイントアップの仕組み」を併用(両取り)できます。
- Oliveの「選べる特典」 Oliveアカウント(一般、ゴールド、プラチナプリファード)のランクに応じて、毎月お得な特典を自分で選べます。 (例:Oliveゴールドの場合 ※2025年11月時点)
- 給与・年金受取特典(毎月200 Vポイント)
- ご利用特典(月100 Vポイント)
- Vポイントアッププログラム(対象店舗の還元率 +1%)
- コンビニATM手数料 無料(月1回)
- NLの「Vポイントアッププログラム」 NLカードは、三井住友カードが提供する「Vポイントアッププログラム」の対象です。 対象のコンビニ・飲食店(マクドナルド、セブン-イレブン、サイゼリヤ、ガスト、ドトールコーヒーショップなど)で、スマホのタッチ決済(Visaのタッチ決済 / Mastercard®コンタクトレス)を利用すると、最大7%のVポイントが還元されます。もちろん、このプログラムはOliveのクレジットモードも対象です。 しかし、Oliveの「選べる特典」で「Vポイントアッププログラム +1%」を選び、さらにNLも併用することで、ポイント獲得の機会を最大化できます。
メリット3:対象のコンビニ・飲食店でのVポイント還元(最大7%)の機会が増える
メリット2と少し似ていますが、これは「決済の安定性」という面でのメリットです。
NLもOlive(クレジットモード)も、対象コンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済で最大7%還元(※)という点は共通です。 (※)通常ポイント0.5% + スマホのタッチ決済利用 +6.5%
2枚持ちしていれば、どちらのカード(のVisaタッチ or Mastercard®コンタクトレス)を使っても、この高還元を享受できます。
- Olive(Visa)がシステムエラーでも、NL(Mastercard®)で決済できる
- Olive側の利用枠が一杯でも、NL側で決済できる
など、高還元を取りこぼすリスクを分散できるのは、地味ながら大きなメリットです。
メリット4:OliveゴールドとNLゴールドの「100万円修行」達成で2枚とも年会費永年無料に
これはゴールドランク限定のメリットですが、NLゴールド、Oliveゴールドは、それぞれで「年間100万円の利用」を一度でも達成すれば、翌年以降の年会費5,500円(税込)が永年無料になります。
2枚持ちの場合、利用額は合算されません。 それぞれで100万円(合計200万円)の決済が必要という「デメリット(後述)」にもなりますが、これを達成さえしてしまえば、
- NLゴールド(年会費 永年無料)
- Oliveゴールド(年会費 永年無料)
という、非常に強力なカードを2枚、生涯コストゼロで維持できるのです。 SBI証券のクレカ積立(1.0%還元)の恩恵を永年無料で受けられるインパクトは計り知れません。
メリット5:国際ブランドを分けることで利用シーンが広がる(VisaとMastercard®)
これは2枚持ちの基本戦略とも言えますが、国際ブランドを分散できるメリットは大きいです。
- Oliveフレキシブルペイ: 国際ブランドは「Visa」で固定です。選べません。
- 三井住友カード(NL): 「Visa」または「Mastercard®」から選択可能です。
したがって、2枚持ちする際は、NLを「Mastercard®」で発行するのが最適解となります。
- Olive = Visa
- NL = Mastercard®
こうすることで、Visaが使えない(あるいはMastercard®が優遇される)場面でも、NLカードで対応できます。
特に「Mastercard®」ブランドは、
- Costco(コストコ)で唯一使える国際ブランド
- au PAYへのチャージでポイントが付与される(※条件変更の可能性あり)
といった独自の強みがあります。 この2つのブランドを使い分けられる体制は、キャッシュレス決済を攻略する上で非常に有利です。
Oliveと三井住友カード(NL)を2枚持ちするデメリット・注意点4選

ここまでメリットを強調してきましたが、当然ながら良いことばかりではありません。 特に「ポイ活初心者」や「カード管理をシンプルにしたい」という方には、2枚持ちは明確に推奨できません。
私が実感しているデメリットと、申し込み前に必ず理解しておくべき注意点を4つ、正直にお伝えします。
デメリット1:「100万円修行」が2倍(合計200万円)必要になる
これが2枚持ち(ゴールドランク)における最大のハードルです。
メリット4で「2枚とも永年無料になる」と書きましたが、そのためには「NLゴールドで100万円」「Oliveゴールドで100万円」の合計200万円の決済(修行)が、それぞれ必要になります。(※永年無料化は一度達成すればOK)
絶対に注意してほしいのは、「利用額は合算されない」という点です。
(例)NLゴールドで90万円、Oliveゴールドで90万円利用した(合計180万円) → この場合、どちらのカードも「100万円未達」となり、両方の年会費5,500円(合計11,000円)が翌年発生します。
「年間200万円もカード決済しない」という方にとっては、2枚のゴールドカードを永年無料化するのは非現実的です。 このデメリットを許容できない(または達成できない)場合、ゴールドランクでの2枚持ちは、年会費(11,000円)の垂れ流しになるリスクがあります。
(※ただし、SBI証券のクレカ積立【月20万円】を実行すれば、それだけで「年間240万円」の決済(修行の対象)になるため、実はハードルはそこまで高くない、とも言えます。)
デメリット2:カードの管理が煩雑になり、使い分けを意識する必要がある
2枚持ちは「シンプルさ」とは対極にある戦略です。
- NLの利用額確認 → Vpassアプリ
- Oliveの利用額確認 → 三井住友銀行アプリ
- NLの100万円修行の進捗 → Vpass
- Oliveの100万円修行の進捗 → SMBCアプリ
- Oliveの「選べる特典」の選択 → SMBCアプリ
- Oliveの決済モード(デビット等)の切替 → SMBCアプリ
このように、2つのアプリを常に行き来する必要があります。 「今月、どっちのカードで修行の決済額が足りないんだっけ?」 「今、Oliveの選べる特典って何にしてたかな?」 といった確認作業が常に発生します。
こうした管理の手間を「楽しい」と思えるポイ活上級者でなければ、煩雑さがストレスになる可能性が高いです。
デメリット3:引き落とし口座が異なる(Oliveは三井住友銀行固定)
これも地味ながら大きな注意点です。
- Oliveフレキシブルペイ: 三井住友銀行のサービスであるため、引き落とし口座は「三井住友銀行」に固定されます。他の銀行は選べません。
- 三井住友カード(NL): クレジットカード会社のサービスなので、引き落とし口座は三井住友銀行以外にも、楽天銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行など、主要な金融機関を自由に設定できます。
2枚持ちする場合、お金の管理をシンプルにするためには、NLカードの引き落とし口座も「三井住友銀行」に寄せるのが合理的です。
しかし、「給与振込は楽天銀行だから、引き落としは楽天銀行で統一したい」といった方にとっては、Olive(三井住友銀行固定)の存在が、口座管理を複雑にする要因になります。
デメリット4:両方の「100万円修行」を達成できない場合、年会費が二重にかかる
デメリット1と関連しますが、これは「リスク」としての側面です。
- (一般ランク)NL(永年無料)とOlive(永年無料) → この組み合わせなら年会費リスクはゼロです。
- (ゴールドランク)NLゴールドとOliveゴールド → 修行未達の場合、5,500円 × 2枚 = 年間11,000円 のコストが発生し続けます。
「SBI証券の積立(月20万)で年間2,4000 Vポイントもらえるから、年会費11,000円払ってもお得だ」 という考え方もできます。
しかし、このブログの運営者としては、年会費は「無料」にしてこそ、これらのカードの真価が発揮されると考えます。 「200万円修行」を達成する覚悟がない状態でのゴールド2枚持ちは、おすすめできません。
OliveとNLの2枚持ちはどんな人におすすめ?

メリットとデメリットを踏まえて、「結局、自分は2枚持ちすべきか?」を判断するための基準をまとめました。
2枚持ちがおすすめな人
- SBI証券で月10万円以上(できれば月20万円)のクレカ積立をしたい人
- (ゴールドの場合)年間200万円以上のカード決済(クレカ積立含む)が見込める人
- 年会費永年無料のゴールドカードを2枚(Visa, Master)持ちたい人
- Oliveの「選べる特典」など、細かい特典も「両取り」したいポイ活上級者
- 2つのアプリ(Vpass, SMBC)での管理の手間を許容できる人
上記(特に最初の2つ)に当てはまる方は、2枚持ちに挑戦する価値が非常に高いです。
Olive 1枚がおすすめな人
- カード管理をできるだけシンプルにしたい人
- 三井住友銀行をメインバンクとして活用したい(している)人
- デビットカードやポイント払い機能も1枚にまとめたい人
- (ゴールドの場合)年間100万円の決済が目安の人
- 国際ブランドはVisaだけで十分な人
「NLの口座(自由)より、Oliveの多機能性(銀行連携)」を重視するなら、Olive 1枚が適しています。
三井住友カード(NL) 1枚がおすすめな人
- 引き落とし口座を自由に選びたい人(三井住友銀行以外にしたい人)
- Oliveの多機能性(デビット等)は不要で、シンプルな高還元クレカが欲しい人
- (ゴールドの場合)年間100万円の決済が目安の人
- すでにNLを持っていて、現状のサービス(Vpass)で満足している人
「Olive(三井住友銀行固定)」の仕組みが合わない方、シンプルなクレカを求める方は、無理にOliveを契約せず、NL 1枚を使い倒す方が幸せになれます。
三井住友カード(NL)所有者が「Olive」を追加する手順

「NLは持っているけど、メリットを読んでOliveも欲しくなった」 という方のために、NL所有者がOliveを追加発行する(=2枚持ちをスタートする)手順を簡潔に解説します。
STEP1:Oliveアカウントの申し込み
三井住友銀行アプリ(SMBCアプリ)から申し込みます。 (※Vpassアプリからではないので注意)
- すでに三井住友銀行の口座を持っている場合: アプリから「Oliveアカウントへの切替」手続きを行います。既存の口座がそのままOliveアカウント(の引落口座)になります。
- 三井住友銀行の口座を持っていない場合: アプリから「Oliveアカウントの新規開設」を行います。
途中でカードランク(一般、ゴールド、プラチナプリファード)を選択します。NLがゴールドでも、Oliveは一般にする、といった選択も可能です。
STEP2:既存のVpass IDとSMBC IDの連携(Vポイントのおまとめ手続き)
Olive(SMBC ID)とNL(Vpass ID)のVポイントは、初期状態では別々に貯まっていきます。 これらを合算するために「Vポイントおまとめ手続き」を行います。
Vpassアプリ、または三井住友銀行アプリの「Vポイント」メニューから、もう片方のアカウント(ID)を連携させる設定をすれば完了です。 これで、NLで貯めたポイントもOliveで貯めたポイントも自動的に合算されます。
STEP3:SBI証券のクレカ積立設定の確認・変更
すでにNLでクレカ積立(月10万円)を設定している場合、追加でOliveも「クレジットカード登録」し、Oliveでの積立設定(追加の月10万円)を行います。
SBI証券のサイトで、NLとOliveの2枚のカードが登録され、それぞれで積立設定(合計 月20万円)が実行される状態になれば、2枚持ちのメリットを最大化できます。
Oliveと三井住友カード(NL)の最強使い分け術

最後に、このブログの運営者である私(Oliveゴールド、NLゴールドを両方永年無料で所有)が実践している、リアルな使い分け術を公開します。 これが「最適解」というわけではありませんが、2枚持ちを検討する上で参考にしてください。
私の使い分けルール(前提)
- Oliveゴールド(Visa): 年会費永年無料(修行達成済み)
- NLゴールド(Mastercard®): 年会費永年無料(修行達成済み)
- 両方のID(SMBC ID, Vpass ID)を連携済み(Vポイントは合算)
(1)SBI証券のクレカ積立:【NLゴールド 10万】+【Oliveゴールド 10万】
最重要の使い分けです。 新NISAの「つみたて投資枠(月10万円)」と「成長投資枠(の一部)」を埋めるため、2枚のカードで満額(月20万円)の積立を設定しています。
- NLゴールド(Mastercard®)で、月100,000円積立 → 1,000 Vポイント
- Oliveゴールド(Visa)で、月100,000円積立 → 1,000 Vポイント
これだけで年間240万円の決済(修行の対象)になるため、万が一修行が終わっていない方でも、積立だけで両方の100万円修行がほぼ達成できてしまいます。
(2)コンビニ・飲食店(最大7%):Oliveのクレジットモード(スマホタッチ)
対象のコンビニ・飲食店(マクドナルド、サイゼリヤ、ガスト、セブン-イレブン等)では、スマホのタッチ決済が必須です。
NL(Mastercard®コンタクトレス)でもOlive(Visaタッチ)でも還元率は同じですが、私はOlive(Visa)の「選べる特典」で「Vポイントアッププログラム(+1%)」を選択しているため、これらの店舗ではOliveを優先的に使うようにしています。 (※この+1%が7%のベースに含まれるか、上乗せされるかは、利用シーンや他のプログラム達成状況によりますが、Oliveを優先する動機付けにしています)
(3)Olive「選べる特典」:「Vポイントアッププログラム +1%」を選択
Oliveゴールドの「選べる特典」は、
- 給与受取(月200pt)
- ご利用特典(月100pt)
- Vポイントアッププログラム(+1%)
- コンビニATM手数料無料 の4択(※2025年11月時点)ですが、私は「3. Vポイントアッププログラム(+1%)」を選択しています。
これは、(2)のコンビニ・飲食店での利用や、SBI証券(Vポイントアッププログラム対象)でのポイントアップを狙うためです。 もし給与振込口座を三井住友銀行にできるなら、「1. 給与受取」で確実に月200 Vポイント(年間2,400 Vポイント)を得るのも非常に賢い選択です。
(4)国際ブランドの使い分け:NL(Mastercard®)はCostcoとau PAYチャージ用
私のNLゴールドは「Mastercard®」ブランドです。 これは明確な使い分けのためです。
- Costco(コストコ)での決済: Costcoの倉庫店で使えるクレジットカードはMastercard®のみ。ここではNLゴールド一択です。
- au PAYへのチャージ: au PAYへのチャージでポイントが付く数少ないカード(Mastercard®)としてNLゴールドを使用します。
- それ以外の決済: 基本的にはOlive(Visa)をメインで使用します。
(5)100万円修行の管理方法(※修行中の方へ)
私は修行達成済みですが、修行中の方にアドバイスです。 修行中は、Vpass(NL)とSMBCアプリ(Olive)の両方で「今いくら使ったか」を最低でも月1回は確認する必要があり、これが一番大変でした。
特に、SBI証券の積立(月20万円)で修行の大部分(年間240万円)を達成しようとしている方は、積立設定が「修行の集計対象」にしっかり反映されているかを、最初の1〜2ヶ月は必ず確認してください。(通常、積立額も集計対象です)
OliveとNLの2枚持ちに関する「よくある質問(FAQ)」

Q. SBI証券のクレカ積立は2枚で月20万円までできますか? A. はい、可能です。NLで月10万円、Oliveで月10万円、それぞれポイント付与の対象となります(2025年11月3日時点のルール)。ゴールドランクなら2枚で月2,000 Vポイントが獲得できます。
Q. Vポイントは合算されますか? A. はい、Vpassアプリまたは三井住友銀行アプリから「Vポイントおまとめ手続き」を行うことで、NLのVpass IDとOliveのSMBC IDに貯まるVポイントを自動で合算できます。
Q. NLからOliveに切り替えることはできますか?(2枚持ちではなく) A. 「切り替え」という制度はありません。NLはNLとして保持したまま、Oliveを「追加発行」する形になります。もしNLが不要になった場合は、Oliveの発行を確認した後に、NLカードを別途「解約」手続きする必要があります。
Q. 家族ポイントは2枚持ちでも適用されますか? A. はい、適用されます。OliveもNLも「家族ポイント」サービスの対象カードです。家族を登録することで、対象のコンビニ・飲食店での還元率がさらにアップします。
Q. 2枚持ちした場合、SMBCの「コンシューマーファイナンス」の審査に影響はありますか? A. Olive(クレジットモード)もNLも、三井住友カード株式会社(SMBCコンシューマーファイナンスが保証)による審査が行われます。短期間に複数のクレジットカード(Oliveのクレジットモード含む)を申し込むと、一般的に「申し込みブラック」として審査に影響が出る可能性はあります。NLを作ったばかりの場合は、半年ほど期間を空けてからOliveを申し込むのが安全策と言えます。
【まとめ】OliveとNLの2枚持ちは「ポイ活上級者・投資家」におすすめの最強戦略

今回は、Oliveと三井住友カード(NL)の2枚持ちについて、運営者である私の実体験を交えて徹底的に解説しました。
【OliveとNLの2枚持ち 戦略まとめ】
- 結論: 2枚持ちは「可能」。
- 最大のメリット: SBI証券のクレカ積立枠が「月20万円(10万×2枚)」に倍増し、ポイントも満額(ゴールドなら月2,000 Vポイント)取れる。
- 最大のデメリット: ゴールドランクの場合、「100万円修行」が2倍(合計200万円)必要。管理も煩雑になる。
- 推奨される組み合わせ: Olive(Visa)と NL(Mastercard®)で国際ブランドを分散させる。
結論として、OliveとNLの2枚持ちは、 「年間200万円以上のカード決済(積立含む)があり、SBI証券で満額積立したい」 と考える、ポイ活上級者や投資家の方にとって、Vポイントを最大化できる「最強の戦略」となります。
逆に、カード管理をシンプルにしたい方や、年間決済額がそこまで多くない方は、無理に2枚持ちせず、ご自身のライフスタイルに合った「Olive 1枚」または「NL 1枚」を選択する方が賢明です。
まずはご自身の「年間のカード決済額」と「SBI証券での投資額」を見直して、2枚持ちに挑戦するかどうか、じっくり検討してみてください。
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