「キャッシュレス決済は色々あるけど、どうせならマイルを貯めたいな」 「三井住友銀行のOlive(オリーブ)が話題だけど、ANAマイルは貯まるの?」
そんな風に考えているあなたは、とても賢い選択をしようとしています。結論からお伝えすると、Oliveは普段の生活を変えずに、年間数万ANAマイルを貯めるポテンシャルを秘めた、陸マイラーにとって非常に強力なサービスです。この記事では、サービス開始日からOliveゴールドを使い込んでいる私が、その魅力と具体的な活用術を余すところなく解説します。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
⚫︎OliveでANAマイルがザクザク貯まる仕組み
⚫︎Vポイント還元率を最大20%に引き上げる具体的な方法
⚫︎年間でどれくらいのANAマイルが貯まるかのリアルな試算
⚫︎貯めたVポイントをANAマイルに交換する具体的な手順
ただのスペック解説ではありません。実際に使っているからこそ分かるメリット・デメリット、そして「こう使えばもっとお得になる」という裏ワザまで、徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたのOliveへの疑問は確信に変わり、すぐにでも実践したくなるはずです。

- OliveでANAマイルが直接貯まらないは本当?Vポイント経由が最強の理由
- VポイントからANAマイルへ!交換レートと還元率を最大化する重要知識
- OliveがANAマイラーに選ばれる4つの理由【メリット解説】
- Oliveでマイルを貯める前に。知っておきたい3つの注意点
- 年間これだけ貯まる!利用額別ANAマイル獲得シミュレーション
- 迷わずできる!VポイントをANAマイルに交換する全手順
- Oliveゴールド会員が教える!ANAマイルをさらに加速させる裏ワザと活用術
- Oliveと三井住友カード(NL)、ANAマイルを貯めるならどっちが最適?
- Oliveのマイルに関するよくある質問(Q&A)
- 【まとめ】OliveはANAマイラーの新常識!日常の支払いをマイルに変えよう
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OliveでANAマイルが直接貯まらないは本当?Vポイント経由が最強の理由

最初に、最も重要な事実をお伝えしなければなりません。Oliveのフレキシブルペイを使っても、ANAマイルが「直接」貯まるわけではないのです。
「え、じゃあこの記事は嘘なの?」
そう思われたかもしれませんが、ご安心ください。Oliveは、間接的に、しかし他の多くのマイル獲得方法より遥かに効率よくANAマイルを貯める仕組みを備えています。その鍵を握るのが、三井住友カードでおなじみの「Vポイント」です。
Oliveのマイル戦略は「Vポイントを貯めてANAマイルに交換」が正解
Oliveでマイルを獲得する戦略は、非常にシンプルです。
- 日常のあらゆる支払いをOliveに集中させ、Vポイントを徹底的に貯める
- 貯まったVポイントを、好きなタイミングでANAマイルに交換する
やることは、たったこれだけ。OliveはVポイントを貯めることに特化したサービスで、その貯まり方が尋常ではありません。後ほど詳しく解説しますが、特定の条件を組み合わせると、最大20%という驚異的な還元率でVポイントを獲得できます。
この「Vポイントの貯めやすさ」こそが、OliveをANAマイラーにとって見逃せないサービスにしている最大の理由なのです。
なぜこの仕組み?Oliveが目指す次世代の金融サービスとは
では、なぜOliveはマイルが直接貯まる方式を採用しなかったのでしょうか。それは、Oliveが単なるクレジットカードではないからです。銀行口座、カード決済、証券、保険を一つのアプリでシームレスに管理する**「モバイル総合金融サービス」**を目指して設計されています。
特定のポイント(マイルなど)に特化するのではなく、まずは汎用性の高い「Vポイント」に集約させる。そして利用者は、貯まったVポイントを自分のライフスタイルに合わせて、好きな商品やANAマイルのような提携先ポイントへ自由に交換する。
この設計思想があるため、Oliveはマイルに興味がない人から私のような陸マイラーまで、幅広いユーザーにとって価値のあるサービスとなっています。マイルが直接貯まらないのは、この柔軟性を実現するための必然的な仕組みと言えるでしょう。
VポイントからANAマイルへ!交換レートと還元率を最大化する重要知識
VポイントをANAマイルに交換する際の基本と、知っておくべき重要な知識について解説します。ここを理解することが、効率的なマイル獲得への第一歩です。
まずは基本!交換レートとマイル移行までの流れ
VポイントからANAマイルへの基本的な交換レートは、以下の通りです。
Vポイント | ANAマイル |
1ポイント | 0.5マイル |
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つまり、「2Vポイント = 1ANAマイル」のレートで交換できます。Oliveフレキシブルペイの基本還元率は0.5%なので、貯まったVポイントをANAマイルに交換した場合の**基本的なマイル還元率は0.25%**となります。
「還元率0.25%…?それって低くない?」
そう感じた方は鋭いです。確かに、この数字だけを見ると全く魅力的ではありません。しかし、これはあくまで「基本」の数字。Oliveの真価は、この基本還元率を爆発的に引き上げる数々のブースト機能にあります。その威力は、次の「メリット」の章で詳しく解説しますのでご安心ください。
なお、ポイント交換は三井住友カード会員向けのインターネットサービス「Vpass」のアプリから簡単に行えます。申し込み後、約2~3日でマイル口座に反映されるため、比較的スピーディーにマイル化できるのも嬉しい点です。
実はANAカードがなくても交換できる!ただし注意点も
VポイントをANAマイルに交換するために、ANAカード(クレジット機能付きカード)を持っている必要はありません。ANAマイレージクラブ(AMC)の会員であり、お客様番号(10桁)さえあれば、誰でも交換が可能です。
AMCは年会費無料で、誰でも簡単にWebから入会できます。まだ会員でない方もすぐに手続きできるので、ハードルは低いでしょう。
ごく一部のユーザーが行う「ソラシドエアカード」経由のような、特定のANAカード保有で可能になる、より複雑で高いレートの交換ルートも存在します。しかし、この記事では誰もが実践できる、最もシンプルで一般的な交換ルートを主軸に解説していきます。
OliveがANAマイラーに選ばれる4つの理由【メリット解説】

ここからが本題です。なぜOliveがANAマイラーにとって「新常識」となり得るのか。その驚異的なVポイント獲得能力を支える4つの大きなメリットを、私の実体験を交えながら解説します。
理由1:日常使いでザクザク貯まる!対象コンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済が鍵
Oliveが持つ最も強力な武器が、対象店舗でのポイント還元率アップです。以下の対象店舗でスマホのVisaのタッチ決済またはMastercard®タッチ決済を利用するだけで、合計で最大7%の還元率を叩き出します。
【対象店舗の一例(2025年9月時点)】
- コンビニ: セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート など
- 飲食店: マクドナルド、モスバーガー、ガスト、サイゼリヤ、すき家、ドトールコーヒーショップ など
※iDやカード現物での決済は対象外です。必ずスマホのタッチ決済を利用してください。 ※商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない場合があります。
例えば、対象のコンビニで1,000円の買い物をスマホのタッチ決済で行うと、70 Vポイントが貯まります。これをANAマイルに交換すれば35マイル。マイル還元率に換算すると、実に**3.5%**という高い還元率です。
日常的にこれらの店舗を利用する方なら、意識せずとも面白いようにVポイントが貯まっていくのを実感できるでしょう。
理由2:「Vポイントアッププログラム」で還元率が最大20%まで成長する
理由1で紹介した最大7%還元は、まだ序の口です。Oliveの真骨頂は、三井住友銀行の各種サービス利用状況に応じて還元率が上乗せされる「Vポイントアッププログラム(VUP)」にあります。
このプログラムの条件をクリアしていくことで、対象のコンビニ・飲食店での還元率が**最大で20%**にまで達するのです。
【Vポイントアッププログラムの条件と加算率(一例)】
条件 | 最大加算率 | 達成難易度 |
Oliveアカウントの選べる特典 | +1% | 低 |
アプリに月1回以上ログイン | +1% | 低 |
住宅ローンの契約 | +1% | 高 |
SBI証券 Vポイントサービス登録・連携 | +0.5% | 低 |
SBI証券 NISA口座で月1回以上取引 | +1.5% | 中 |
外貨預金の利用 | +2% | 中 |
SMBCダイレクトの利用 | +1% | 低 |
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※加算率は変動する可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
全ての条件達成は難しいですが、「アプリログイン」「選べる特典」「SBI証券連携」など、比較的簡単なものだけでも+2%~3%の上乗せが可能です。
私自身も現在、いくつかの条件をクリアして+4%の恩恵を受けています。これにより、対象店舗では合計11%(ANAマイル還元率5.5%)という驚異的なレートが実現できています。
理由3:SBI証券のクレカ積立だけで年間数千マイル相当のVポイントが貯まる
もしあなたが将来のために資産形成を考えているなら、OliveとSBI証券の組み合わせは最強のタッグです。SBI証券で投資信託を毎月積み立てる際に、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードで決済すると、積立額に応じてVポイントが付与されます。
【カードランクごとの積立額ポイント付与率】
カードランク | 付与率 |
一般 | 0.5% |
ゴールド | 1.0% |
プラチナプリファード | 5.0% |
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※積立上限は月10万円です。
例えば、Oliveゴールドで毎月5万円を積み立てると、それだけで毎月500 Vポイント、年間で6,000 Vポイントが貯まります。これは年間3,000 ANAマイルに相当し、NISAなどを活用して非課税で資産形成をしながら、自動的にマイルが貯まる仕組みが完成するのです。
投資という行為が直接マイルに繋がる。これもOliveならではの大きなメリットと言えます。
理由4:実質年会費無料でゴールドカードが持てる圧倒的コストパフォーマンス
Oliveフレキシブルペイには「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3つのランクがあります。中でも私が強くおすすめするのが「ゴールド」です。
Oliveゴールドの年会費は5,500円(税込)ですが、年間で100万円以上利用すると、翌年以降の年会費が永年無料になります。一度達成すれば、その後は利用額が100万円に満たなくてもずっと無料。これは「100万円修行」と呼ばれ、多くのユーザーがまず目指す目標です。
さらに、年間100万円を利用すると、年会費永年無料とは別に10,000 Vポイントの継続特典がもらえます。 基本還元率0.5%(5,000 Vポイント)と合わせると、100万円の利用で合計15,000 Vポイントが貯まる計算になり、これだけで7,500 ANAマイルに交換可能です。
年会費無料で空港ラウンジサービス(国内主要空港)も利用でき、旅行傷害保険も付帯します。これほどコストパフォーマンスに優れたゴールドカードは、他に類を見ません。
Oliveでマイルを貯める前に。知っておきたい3つの注意点
多くのメリットがある一方、もちろん注意すべき点も存在します。Oliveを使い始める前に、以下の3点をしっかり理解しておきましょう。
注意点1:マイル獲得までに「ポイント交換」の手間がかかる
繰り返しになりますが、OliveではVポイントが貯まり、それを自分でANAマイルに交換する必要があります。ANAカードのように決済すれば自動でマイルが積算されるわけではないため、Vpassアプリで月に1回など、定期的に交換手続きを行う手間が発生します。
慣れてしまえば数分で終わる簡単な作業ですが、こうした手間を少しでも面倒に感じる方には、デメリットとなるかもしれません。
注意点2:使い方次第ではANAカードに還元率で劣るケースも
Oliveの強みは、対象のコンビニ・飲食店やVポイントアッププログラムによる「ブースト」にあります。逆に言えば、これらの特典をあまり利用しない方にとって、マイル還元率は0.25%(基本還元率)のままです。
この場合、年会費はかかりますが、常に1.0%のマイルが直接貯まる「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」などの方が、最終的なマイル獲得数が多くなる可能性があります。
ご自身のライフスタイルを振り返り、Oliveの特典を活かせるかどうかを判断することが重要です。
注意点3:ポイントの交換レートは将来的に変動するリスクがある
現在、VポイントからANAマイルへの交換レートは「1ポイント→0.5マイル」で安定しています。しかし、これは未来永劫保証されたものではありません。
過去にも様々なポイントサービスで、航空会社のマイルへの交換レートが変更(多くは改悪)された例は存在します。これはOliveに限った話ではありませんが、ポイントは貯めっぱなしにせず、ある程度の単位でこまめにマイルへ交換しておくのが、リスク管理の観点からはおすすめです。
年間これだけ貯まる!利用額別ANAマイル獲得シミュレーション

では、実際にOliveを使うと年間でどれくらいのANAマイルが貯まるのでしょうか。2つの具体的なモデルケースでシミュレーションしてみます。
ケース1:年間100万円決済!ゴールド年会費永年無料を目指す場合
まず、多くの方が目標とする「100万円修行」を達成した場合のシミュレーションです。
- 年間利用額: 100万円
- 利用店舗: Vポイントアッププログラム対象外の店舗のみ
- 獲得Vポイント:
- 通常ポイント: 100万円 × 0.5% = 5,000 Vポイント
- 継続特典: 10,000 Vポイント
- 合計: 15,000 Vポイント
- 獲得ANAマイル:
- 15,000 Vポイント × 0.5 = 7,500 ANAマイル
特別なことを何もしなくても、年間7,500マイルが貯まります。これは東京-大阪間の特典航空券(片道)に必要なマイル数(ローシーズンで5,000マイル~)を上回る数字です。年会費永年無料でこの結果が得られるのは、非常に魅力的ではないでしょうか。
ケース2:Vポイントアッププログラムを駆使し、コンビニ等をよく利用する場合
次に、Oliveのメリットを最大限に活用した、より実践的なケースを見ていきましょう。
- 年間利用額: 150万円
- 利用内訳:
- SBI証券クレカ積立: 60万円(月5万円)
- 対象コンビニ・飲食店(スマホタッチ決済): 30万円(月2.5万円)
- その他決済: 60万円
- 適用される還元率:
- 基本還元率: 0.5%
- Vポイントアッププログラム: +3%(選べる特典+1%、アプリログイン+1%、SBI証券連携+1%と仮定)
- 対象店舗利用ボーナス: +6.5%
- 獲得Vポイント:
- SBI証券クレカ積立分: 60万円 × 1.0% = 6,000 Vポイント
- 対象店舗利用分: 30万円 × (0.5% + 3% + 6.5%) = 30万円 × 10% = 30,000 Vポイント
- その他決済分: 60万円 × (0.5% + 3%) = 60万円 × 3.5% = 21,000 Vポイント
- 100万円利用継続特典: 10,000 Vポイント
- 合計: 67,000 Vポイント
- 獲得ANAマイル:
- 67,000 Vポイント × 0.5 = 33,500 ANAマイル
いかがでしょうか。使い方を少し意識するだけで、年間33,500マイルという、驚異的なマイル数を獲得できます。これは、ハワイへの特典航空券(エコノミークラス・ローシーズンで往復35,000マイル)が目前に迫るマイル数です。
もちろんこれは一例ですが、Oliveが秘めるポテンシャルの高さを感じていただけたのではないでしょうか。
迷わずできる!VポイントをANAマイルに交換する全手順
シミュレーションを見て「自分もやってみたい!」と思った方のために、貯まったVポイントをANAマイルに交換する具体的な手順を解説します。Vpassアプリを使えば、誰でも直感的に操作できますので、安心してください。
STEP1:Vpassアプリにログイン
まず、お手持ちのスマホで「Vpassアプリ」を起動し、ログインします。 ホーム画面に現在のVポイント残高が表示されていることを確認してください。
STEP2:ポイント交換ページへアクセス
ホーム画面の下部にあるメニューから「ポイント」のアイコンをタップします。 次に、ポイント残高が表示されている画面で「ポイントを使う」というボタンを探してタップしてください。交換可能な景品やポイント移行先の一覧が表示されます。
STEP3:交換先の選択とポイント数の入力
移行先の一覧の中から「ANAマイレージクラブ」を探し、「ANAマイルへ移行」といった項目を選択します。
次の画面で、以下の情報を入力してください。
- ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)
- 交換したいVポイント数(通常は500ポイント以上100ポイント単位)
入力後、交換後のマイル数が自動で表示されるので、内容に間違いがないか確認し、申し込みを完了させましょう。初回のみ、交換先のANAマイレージクラブお客様番号の登録が必要です。
交換完了までにかかる日数と交換履歴の確認方法
申し込み完了後、通常約2~3営業日でANAマイレージクラブの口座にマイルが反映されます。大型連休などを挟む場合は、もう少し時間がかかることもあります。
無事に交換が完了したかは、ANAの公式アプリ「ANAマイレージクラブ」や公式サイトで確認できます。また、Vpassアプリのポイント履歴にも「ANAマイルへ移行」といった形で記録が残るので、そちらでも確認が可能です。
Oliveゴールド会員が教える!ANAマイルをさらに加速させる裏ワザと活用術

Oliveの基本的なメリットはご理解いただけたかと思います。ここではさらに一歩踏み込んで、Oliveゴールドを1年以上使い込んできた私だからこそ伝えられる、ANAマイルをさらに加速させるための「裏ワザ」的な活用術を3つご紹介します。
カードランクはゴールド一択!その明確な理由
Oliveには3つのランクがありますが、ANAマイルを本気で貯めたいなら選択肢は「ゴールド」一択だと断言します。一般ランクと迷っている方がいれば、ぜひゴールドを選んでください。その理由は明確です。
- 年会費永年無料のハードルが低い: 年間100万円の利用は、月額に換算すると約8.4万円。家賃や光熱費、通信費などの固定費をOliveに集約すれば、多くの方にとって達成は難しくありません。一度達成すれば、あとは無料でゴールドの恩恵を受け続けられます。
- 継続特典が強力: 100万円利用で付与される10,000 Vポイント(5,000 ANAマイル相当)は、実質的な還元率を1%も上乗せしてくれる破格の特典です。この特典があるかないかで、年間のマイル獲得数に大きな差が生まれます。
- SBI証券クレカ積立の付与率が高い: 一般ランクの0.5%に対し、ゴールドは1.0%と2倍です。毎月5万円積み立てた場合、年間で3,000 Vポイント(1,500マイル)もの差になります。
これらのメリットを考えれば、初年度に100万円利用するだけで、年会費5,500円は余裕で回収できます。マイルを貯めるという長期的な視点で見れば、ゴールドを選ばない理由はないでしょう。
意外と見落としがち?「家族ポイント」の登録は必須!
三井住友カードの利用者でも意外と登録していない方が多いのが、この「家族ポイント」制度です。これは、生計を共にする2親等以内の家族を登録すると、対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率が、登録した家族1人につき+1%(最大+5%)されるという素晴らしい仕組みです。
例えば、あなたと配偶者、そして両親(2名)の合計4人で家族ポイントに登録したとします。あなたが対象のコンビニでスマホのタッチ決済を利用すると、通常の最大7%に加えて、自分以外の3人分の+3%が上乗せされ、合計で最大10%還元となります。
登録はVpassから無料で簡単に行え、デメリットは一切ありません。家族にOliveや三井住友カードの対象カードを持っている方がいれば、必ず登録するようにしましょう。
お得なキャンペーンを見逃さない情報収集のコツ
Oliveや三井住友カードは、定期的にお得なキャンペーンを実施しています。 例えば、「新規入会&利用で最大◯◯円相当のVポイントプレゼント」や、「特定の加盟店での利用でポイント増量」といったキャンペーンです。
これらのキャンペーンをうまく活用すれば、通常時よりもさらに多くのVポイントを獲得し、大量のマイルに繋げられます。お得な情報を見逃さないために、私は以下の2つを習慣にしています。
- Vpassアプリのプッシュ通知をオンにする
- 月に1度は公式サイトのキャンペーン一覧ページを確認する
少しの手間で年間数千マイルの差がつくこともありますので、ぜひ実践してみてください。
Oliveと三井住友カード(NL)、ANAマイルを貯めるならどっちが最適?
Oliveを検討している方の多くが、「ナンバーレス(NL)カードと何が違うの?」という疑問を持たれるようです。私自身、NLカードからOliveに移行した経験があるので、その違いとどちらを選ぶべきかを解説します。
銀行口座一体型か、クレカ単体か。本質的な違いを比較
OliveとNLカードの最大の違いは、その成り立ちにあります。
Olive フレキシブルペイ | 三井住友カード(NL) | |
位置づけ | 銀行口座一体型アカウント | クレジットカード単体 |
カード機能 | 1枚で4役(クレジット,デビット,ポイント払い,キャッシュカード) | クレジットカード機能のみ |
引き落とし口座 | 三井住友銀行のみ | 自由に設定可能 |
Vポイントアッププログラム | 対象(Olive限定の特典あり) | 対象外 |
年会費 | 永年無料(一般) | 永年無料 |
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最も重要な違いは**「引き落とし口座」**です。Oliveは三井住友銀行のサービスと一体化しているため、引き落とし口座は三井住友銀行に固定されます。一方、NLカードは単体のクレジットカードなので、あなたがメインで使っている銀行口座を自由に設定できるのです。
両方使ったからこそわかる最適な使い分け術を公開
結論として、ANAマイルを効率的に貯めたいのであれば、メインで利用すべきは間違いなくOliveです。Vポイントアッププログラムの恩恵を最大限に受けられるのはOliveだけだからです。
その上で、以下のような基準で選ぶのがおすすめです。
- Oliveがおすすめな人:
- お金の管理を三井住友銀行・SBI証券に集約できる(または集約したい)人
- Vポイントアッププログラムを積極的に活用し、還元率を極限まで高めたい人
- アプリ一つで銀行も決済も管理したい人
- 三井住友カード(NL)がおすすめな人:
- メインバンクの口座を引き落とし先に設定したい、絶対に変えたくない人
- とにかくシンプルに、対象コンビニ・飲食店でお得なクレジットカードが1枚欲しい人
- 銀行口座を新たに開設することに抵抗がある人
私自身は、給与振込なども含めてお金の管理をOlive(三井住友銀行)に集約し、メイン決済カードとして利用しています。そして、一部の引き落としでどうしても別の銀行を使いたいサービスがあるため、その決済用にNLカードをサブとして保有しています。これが現状の最適解だと感じています。
Oliveのマイルに関するよくある質問(Q&A)
最後に、Oliveでマイルを貯める際によくある質問とその回答をまとめました。
Q1. Vポイントの有効期限はいつまでですか?
A1. Oliveフレキシブルペイで貯まるVポイントの有効期限は、ポイントの最終変動日(貯める・使う・交換する)から1年間です。つまり、定期的にカードを利用していればポイント残高が変動し続けるため、有効期限は実質的にないと考えて問題ありません。
Q2. ANAマイルへの交換ポイントに上限はありますか?
A2. Vpassからのポイント交換において、ANAマイルへの交換上限は特に設けられていません。貯まったVポイントは、好きなだけANAマイルに交換することが可能です。ただし、1回の操作での上限や、システムメンテナンスによる一時的な停止などはある場合があります。
Q3. 海外での利用分もVポイントの対象になりますか?
A3. はい、なります。海外のVisaまたはMastercard®加盟店でクレジットモードを利用した場合も、国内での利用と同様に0.5%のVポイントが付与されます。海外旅行や海外のネットショッピングでも、しっかりとポイントが貯まりANAマイルの元手になるので、ご安心ください。
【まとめ】OliveはANAマイラーの新常識!日常の支払いをマイルに変えよう

今回は、Oliveを活用してANAマイルを効率的に貯める方法について、私の実体験を交えながら徹底的に解説しました。
最後にもう一度、重要なポイントを振り返ります。
- OliveではVポイントを貯めてANAマイルに交換するのが基本戦略
- 対象コンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済とVポイントアッププログラムの組み合わせで、**還元率は最大20%(ANAマイル還元率10%)**に達する
- 年間100万円利用でゴールドカードが年会費永年無料になり、継続特典ももらえる
- SBI証券のクレカ積立など、SMBCグループのサービス連携でマイル獲得がさらに加速する
- 使い方を工夫すれば、年間数万マイルの獲得も決して夢ではない
Oliveは、これまでの「マイルが貯まるカード」の常識を覆すほどのポテンシャルを秘めています。特別な旅行や贅沢のためだけでなく、普段の何気ない支払いを、少しの知識と工夫で未来の旅行に繋げることができるのです。それがOliveの提供してくれる最大の価値でしょう。
この記事が、あなたのマイル獲得活動の一助となれば幸いです。ぜひOliveを使いこなし、お得に賢く、次の旅行への翼を手に入れてください。
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