⚫︎アプリで完結する、ダウングレードの正しい手順
⚫︎カード番号変更で発生する具体的な手間と対策
⚫︎年会費は返金される?最適な手続きのタイミング
⚫︎ダウングレードを実行する前に後悔しないための最終チェックリスト
Oliveの「プラチナプリファード」や「ゴールド」にアップグレードしたものの、「年会費に見合う特典を使えていないかも…」「100万円修行が正直、大変…」と感じ、ランクの見直しを考えていませんか?
「『100万円なんて、うちの家計じゃ絶対無理!』と諦めかけている」「高い年会費を払い続けるくらいなら…」と、ダウングレードが頭をよぎるのは、とても自然なことです。
しかし、「ダウングレードは一度解約が必要で、手続きがすごく面倒…」と思っているなら、その情報はもう過去のものです。ご安心ください。現在、Oliveのランクはアプリから手軽に変更できます。
この記事では、Oliveゴールドを利用中の筆者が、プラチナプリファードからゴールドや一般へ、あるいはゴールドから一般へと、アプリで完結するダウングレードの具体的な手順、そして手続き前に必ず知っておくべき重要な注意点を、どこよりも分かりやすく、そして詳しく解説します。
正しい知識を身につけて、あなたにとって最適な選択をしましょう。

Oliveのダウングレードは「解約不要」

結論からお伝えします。現在、Oliveアカウントのダウングレードに面倒な解約・再契約手続きは一切不要です。
2024年4月のサービス改善により、三井住友銀行アプリ内で簡単にOliveアカウントのランクを切り替えられるようになりました。これは、「プラチナプリファード」→「ゴールド」・「一般」、「ゴールド」→「一般」といったダウングレードだけでなく、もちろんアップグレードも同様です。
もしあなたが「Oliveのダウングレードは口座番号まで変わる」という情報を目にしたら、それはサービス開始当初の古い情報です。現在は口座情報もVポイントもそのまま引き継がれます。

Oliveダウングレード(ランク切替)の具体的な手順

それでは、実際にアプリでダウングレードを行う手順を解説します。操作はどのランクからの変更でも全く同じで、非常に簡単です。手続きを始める前に、ログインに必要な「SMBC ID」と「パスワード」を念のため確認しておくとスムーズです。
Step1:三井住友銀行アプリにログインし「メニュー」を選択
お手持ちのスマホで三井住友銀行アプリを起動し、ログインします。画面右下にある「メニュー」をタップしてください。
Step2:「Oliveアカウントランクの切替」をタップ
メニュー画面を少し下にスクロールすると、「各種お手続き」というカテゴリ内に「Oliveアカウントランクの切替」という項目があります。ここをタップしましょう。
Step3:希望ランクを選択し手続きを進める
ランク切替の画面が表示されたら、現在契約中のランクと切替可能なランクの一覧が出てきます。ここで希望するランク(例:「ゴールド」または「一般」)を選択し、画面の案内に沿って注意事項の確認などを進めれば、手続きは完了です。

手続き前に!Oliveダウングレードの5つの最重要注意点

アプリで簡単に手続きできるからこそ、その影響を軽視してはいけません。以下の5つのポイントを知らずに進めると、後で必ず困ったことになります。
注意点1:カード番号が変わり、全ての登録情報を自分で変更する必要がある
これが最も重要で、最も手間のかかる点です。ダウングレードすると新しいカードが発行されるため、クレジットカード番号と有効期限が新しいものに変わります。
この影響は非常に大きく、以下の支払い先に登録しているカード情報を、漏れなくご自身で変更し直さなければなりません。
【最重要】変更が必要な支払い先リスト(具体例)
- 毎月の固定費(最優先で変更!):
- 電気、ガス、水道料金
- スマートフォン・携帯電話料金(家族分も忘れずに)
- 自宅のインターネット回線・プロバイダー料金
- NHK受信料
- 生活費・その他:
- 生命保険、損害保険、自動車保険などの保険料
- 新聞の購読料
- 国民年金保険料(カード払いにしている場合)
- ネットサービス(忘れると突然使えなくなることも):
- Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのアカウントに登録したカード情報
- Netflix、Hulu、Spotify、YouTube Premiumなどの動画・音楽サブスク
- iCloudやGoogle Oneなどのクラウドストレージ料金
- その他、月額課金しているアプリやオンラインサービス
- 意外な盲点(忘れがちなので注意!):
- ふるさと納税サイトの登録情報
- 子どもの習い事や塾の月謝引き落とし
- ウォーターサーバーのレンタル料
- 生協(コープ)などの宅配サービス
もし変更を忘れたらどうなる?
もし変更を忘れると、当然ながら支払いがエラーになります。その結果、「スマホが突然通信制限になった」「楽しみにしていた動画配信が見られなくなった」といった事態に陥ります。さらに、支払い遅延が続くとサービスを強制解約されたり、信用情報に影響が出たりする可能性もゼロではありません。
カード情報変更作業を乗り切るコツ
この面倒な作業を少しでも楽にするために、以下の準備をお勧めします。
- 事前に「カード登録先リスト」を作成する: 手続きを始める前に、過去1年間のカード明細を見ながら、どこに登録しているか全て書き出しましょう。
- パスワード管理アプリを使う: 各サービスのサイトにログインするために、IDやパスワードを探すのは大変です。これを機にパスワード管理アプリを導入すると、作業が格段に楽になります。
- 週末にまとめて時間を確保する: 新しいカードが届いたら、最低でも1~2時間は集中できる時間を確保し、一気に変更作業を終わらせるのがお勧めです。
注意点2:支払済みの年会費は一切返金されない
Oliveの年会費(ゴールド: 5,500円、プラチナプリファード: 33,000円)をすでに支払っている場合、ダウングレードしても年会費は月割りなどで一切返金されません。
年会費を支払った直後にダウングレードするのが最も損です。最適なタイミングは、カードの有効期限月、つまり次回の年会費が請求される直前です。ご自身の年会費請求月は、三井住友銀行アプリやVpassアプリでカード券面に表示されている「有効期限(月/年)」を見れば確認できます。例えば「08/26」なら、8月が更新月です。
注意点3:手続き後のキャンセルは絶対にできない
アプリでの手続きは簡単ですが、一度実行すると後からキャンセルすることは絶対にできません。「やっぱりやめたい」と思っても、元のランクに戻すには再度アップグレードの申し込みと審査が必要になります。軽い気持ちで操作するのは絶対にやめましょう。
注意点4:新しいカードが届くまで1~2週間かかる
ランク切替を申し込むと、1~2週間ほどで新しいカードが簡易書留で郵送されてきます。新しいカードが届いて有効化するまでは古いカードが使えますが、スマホのタッチ決済などは再設定が必要になる場合があります。
注意点5:再度アップグレードする際は改めて審査がある
一度ダウングレードした後、再び元のランクに戻したくなった場合は、再度アップグレードの手続きとクレジットカードの入会審査が必要です。その時のあなたの状況(例えば、転職して勤続年数が短くなった、他のローンを組んだなど)によっては、審査に通らない可能性もゼロではありません。
【ランク別】ダウングレードする前に後悔しないための最終チェック

あなたの決断は本当に正しいでしょうか。ランクごとに、手続きのボタンを押す前に考えてほしいことをまとめました。
Case1:「プラチナプリファード」からダウングレードする場合
年会費33,000円は、月々に換算すると2,750円。このコストに見合う価値を感じていますか?
プラチナプリファードの真価は、継続特典とポイント還元率にあります。毎年、年間100万円利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)が付与されます。つまり、年間400万円以上利用する方なら、この特典だけで年会費を上回る40,000ポイントが返ってくる計算です。
また、特約店(プリファードストア)での還元率も非常に高いため、「外食が多い」「よく旅行に行く」といったライフスタイルの方なら、年会費を払っても十分にお得になります。
逆に、これらの特典を全く活用できていない、年間利用額が100万円に満たない、という状況であれば、ゴールドや一般へのダウングレードは家計にとってプラスになる賢明な選択です。
Case2:「ゴールド」からダウングレードする場合
一番の理由が「100万円修行が大変だから」であれば、一度立ち止まってください。Oliveゴールド最大の価値は「一度でも年間100万円を達成すれば、年会費が永年無料になる」という権利そのものです。
この「永年無料の権利」は、一度手に入れれば一生モノです。目先の年会費5,500円を避けるために、この大きな権利を完全に手放してしまうのは、長期的に見て本当にもったいない選択ではないでしょうか。
100万円修行、本気で達成を考えてみませんか?
「うちの家計では無理」と決めつける前に、支払いをOliveに集約できないか、もう一度見直してみましょう。
- 食費・日用品: 近所のスーパーやドラッグストアでの支払いを全てOliveのタッチ決済に。月8万円使えば、それだけで年間96万円です。
- 特別な支出: ふるさと納税、旅行代金、家電の買い替え、家族の誕生日プレゼントなど、年間を通じて発生する少し大きな支出をOliveで支払うだけで、達成にぐっと近づきます。
- 見落としがちな支払い: 国民年金保険料や一部の税金もカード払いが可能です。手数料がかかる場合もありますが、修行の一環と割り切るのも一つの手です。
私自身、最初は「月8.4万円は厳しいな」と感じていましたが、スマホ代と光熱費をOlive払いに切り替え、スーパーでの支払いを徹底しただけで、思った以上に早く達成の目処が立ちました。諦める前に、ぜひ一度、家計の支出を棚卸ししてみてください。

Oliveのダウングレードに関するQ&A

Q. 店番号・口座番号は変わりますか?
A. いいえ、変わりません。給与振込口座などの変更は不要です。
Q. 貯まっているVポイントはどうなりますか?
A. そのまま引き継がれます。ポイントは消えません。
Q. 新しいカードが届くまでの間、支払いはどうなりますか?
A. 新しいカードを有効化するまでは、古いカードが使えます。カード番号が変わるため、新しいカードが届いたら速やかに支払い先の情報を変更しましょう。
Q. ダウングレードしたら、選べる特典(給与受取で200ptなど)はどうなりますか?
A. 引き続き利用できます。選べる特典はカードランクに関わらず提供されるサービスのため、ダウングレードしても影響はありません。
【まとめ】Oliveのダウングレードは慎重に!手順は簡単だが影響は大きい

最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- Oliveのダウングレードは、アプリから解約不要で簡単に手続きできます。
- 最大のリスクはカード番号が変わり、全ての支払い情報の変更が必要になること。
- 支払済みの年会費は返金されないため、手続きは年会費請求の直前がベスト。
- 一度手続きするとキャンセルできないため、実行は慎重に行いましょう。
- 特にゴールドランクは「年会費永年無料」の権利を失うことになるため、本当にダウングレードすべきか、もう一度検討する価値があります。
サービスが改善され、ランク変更のハードルが下がりました。しかし、その手軽さとは裏腹に、カード番号の変更という大きな手間が伴います。あなたの家計やライフスタイルにとって本当にメリットがあるのか、この記事を参考にじっくりと検討してみてください。
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