Olive

Oliveのメリット15選!デメリットや注意点、最大限活用する裏技も徹底解説

※この記事はPRを含みます。詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。

「Oliveって最近よく聞くけど、実際どんなメリットがあるの?」「三井住友カード(NL)と何が違うの?」「デメリットはないの?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。

Oliveは、銀行口座とキャッシュレス決済が一体化した便利なサービスですが、その全貌や本当のメリットをしっかり理解している人はまだ少ないかもしれません。

この記事では、Oliveのメリットを基本特典からポイント還元、手数料優遇まで全15項目にわたって徹底解説!さらに、見逃せないデメリットや注意点、そしてOliveのメリットを最大限に引き出す活用術まで、余すことなくお伝えします。

この記事で分かること

⚫︎Oliveの具体的なメリット・デメリット
⚫︎Oliveを開設する価値があるかの判断基準
⚫︎Vポイントを効率的に貯める方法と「選べる特典」の最適な選び方
⚫︎三井住友カード(NL)との明確な違いと選び分け

Oliveをサービス開始当初から利用している僕自身の経験も踏まえながら、初心者の方にも分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください!

目次
  1. Oliveとは?基本をおさらい
  2. 【結論】Oliveを開設する主なメリットまとめ
  3. Oliveのメリット15選を徹底解説!
  4. メリットだけじゃない!Oliveのデメリット・注意点も解説
  5. 【徹底比較】Olive vs 三井住友カード(NL)結局どっちがお得?
  6. Oliveのメリットを最大限に活かす!効果的な活用術と裏技
  7. Oliveのメリット・デメリットに関するQ&A
  8. まとめ:Oliveは多数のメリットあり!ただしデメリット理解も重要
  9. Oliveの関連記事

Oliveとは?基本をおさらい

まず、「Olive」がどのようなサービスなのか、基本的な部分を簡単におさらいしておきましょう。

Oliveの仕組み:銀行口座とカード機能の一体型サービス

Oliveとは、三井住友銀行が提供するあらゆる金融サービスが1つのIDとアプリで管理できる、柔軟性と利便性を重視した新しい形のデジタル金融サービスです。具体的には、以下のサービスがセットになっています。

  1. SMBC普通預金口座: Olive専用の普通預金口座が開設されます(既存のSMBC口座からの切替も可能)。
  2. Oliveフレキシブルペイ: キャッシュカード機能とVisa決済機能(デビット・クレジット・ポイント払い)が一体になったマルチナンバーレスカード。
  3. SMBCダイレクト: インターネットバンキングサービス。
  4. 各種特典: 手数料優遇やポイント付与などの特典。
  5. Vポイント: 三井住友カードなどで貯まる共通ポイント。

これらが一つのアカウントとして提供されることで、銀行取引とキャッシュレス決済がシームレスに連携するのが大きな特徴です。

フレキシブルペイとは?Oliveの中核機能

Oliveのサービスの中でも、特に中心的な役割を果たすのが「Oliveフレキシブルペイ」です。これは1枚の物理カード(またはモバイル決済)で、以下の機能をアプリで切り替えて利用できる画期的な仕組みです。

  • キャッシュカード機能: ATMでの入出金に利用。
  • デビットカードモード: 支払いと同時にOlive(普通預金口座)から即時引き落とし。
  • クレジットカードモード: 後払い方式での支払い(※利用には別途審査が必要)。
  • ポイント払いモード: 貯まっているVポイント残高を使って支払い。

この「フレキシブルペイ」により、複数のカードを持ち歩く必要がなくなり、支払いシーンに応じて最適な方法を選択できるのがOliveの大きな強みです。カード自体もカード番号などが表面に記載されていない「ナンバーレス」デザインで、セキュリティ面でも安心感があります。

アカウントランク(一般・ゴールド・プラチナプリファード)の違い

Oliveには、利用者のニーズに合わせて3つのランクが用意されています。ランクによって年会費や特典内容、選べるカードデザインなどが異なります。

  • Olive一般:
    • 年会費:永年無料
    • 特典:基本特典+選べる特典
    • カードデザイン:グレー、パステルグリーン、グリーン
  • Oliveゴールド:
    • 年会費:5,500円(税込)※年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
    • 特典:基本特典+選べる特典+ゴールド限定特典(空港ラウンジ、旅行傷害保険など)
    • カードデザイン:ゴールド、ゴールドグレー
  • Oliveプラチナプリファード:
    • 年会費:33,000円(税込)
    • 特典:基本特典+選べる特典+プラチナプリファード限定特典(ポイント特化、コンシェルジュなど)
    • カードデザイン:ブラック、プラチナホワイト

どのランクを選ぶかによって、受けられるメリットの大きさも変わってきます。

【結論】Oliveを開設する主なメリットまとめ

Oliveには多くのメリットがありますが、特に重要なポイントを先にまとめると、以下の4点が挙げられます。

日常の決済・銀行取引がスマホ1つで完結

Oliveを開設し、三井住友銀行アプリを活用すれば、残高確認、振込、キャッシュレス決済、ポイント管理など、日常のお金に関するほとんどのことがスマートフォン一つで完結します。複数のアプリを使い分ける手間が省け、非常にスマートです。

お得な基本特典や選べる特典が豊富

後述する手数料の優遇(基本特典)に加え、自分のライフスタイルに合わせて選択できる「選べる特典」が用意されています。これにより、自分にとって最もメリットの大きい特典を享受できます。

Vポイントが効率的に貯まる・使える

対象店舗での利用でポイント還元率が大幅にアップする「Vポイントアッププログラム」や、「選べる特典」によるポイント付与など、Vポイントを効率的に貯める仕組みが充実しています。貯まったポイントはフレキシブルペイのポイント払いモードで無駄なく使えます。

手数料優遇でコストを削減できる

振込手数料やATM利用手数料が無料になる特典があり、日常的な銀行取引にかかるコストを削減できます。特に他行宛振込手数料が無料になるのは大きなメリットです。

これらのメリットだけでも、Oliveを開設する価値は十分にあると言えるでしょう。次章からは、これらのメリットをさらに詳しく、全15項目に分けて解説していきます。

Oliveのメリット15選を徹底解説!

ここからは、Oliveが持つ具体的なメリットを、一つひとつ詳しく見ていきましょう。基本特典からポイント関連、ランク限定特典まで、あなたの知らないメリットが見つかるかもしれません。

【メリット1】基本特典:定額自動送金の手数料が無料に

毎月決まった日に、決まった金額を、決まった相手に自動で送金できる「定額自動送金」。家賃の支払いや仕送り、積立貯蓄などに便利な機能ですが、通常は振込手数料がかかります。しかし、Olive契約者は、この定額自動送金《きちんと振込》の振込手数料または取扱手数料が無料になります。毎月固定費の支払いがある方にとっては、地味ながら確実なメリットです。

【メリット2】基本特典:SMBCダイレクト他行宛振込手数料が月3回まで無料

インターネットバンキング「SMBCダイレクト」を利用して、三井住友銀行以外の金融機関へ振り込む際の手数料が、月3回まで無料になります。通常、他行宛振込は1回あたり数百円の手数料がかかることが多いため、月に数回振込を行う方にとっては非常に大きな節約効果があります。(※無料回数は条件により変動する場合があります。最新の情報を公式サイトでご確認ください。)

【メリット3】基本特典:三井住友銀行本支店ATMの手数料が無料

三井住友銀行のATM(※一部除く)を利用する際の時間外手数料が無料になります。急にお金が必要になった時でも、曜日や時間を気にせずATMを利用できるのは安心です。

【メリット4】基本特典:コンビニATM手数料が月1回まで無料

セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMといった主要なコンビニATMでの利用手数料(出金・入金)が、月1回まで無料になります。「給料日前に少しだけ引き出したい」「手持ちの現金を急いで入金したい」といった場面で、手数料を気にせず利用できます。

【メリット5】選べる特典①:給与・年金受取で毎月200 Vポイント付与

Oliveを開設した口座で給与または年金を受け取ると、特典として毎月200 Vポイントが付与されます(※「選べる特典」でこれを選択した場合)。給与振込口座をOliveに指定するだけで、年間2,400ポイントが自動的に貯まる計算になります。手続きの手間もかからず、安定してポイントを獲得できる人気の特典です。

【メリット6】選べる特典②:コンビニATM手数料がさらに月1回無料(合計月2回)

基本特典(メリット4)の月1回無料に加えて、「選べる特典」でこれを選択すると、さらに月1回コンビニATM手数料が無料になります。つまり、合計で月2回まで、コンビニATMを手数料無料で利用できるようになります。コンビニATMの利用頻度が高い方におすすめの特典です。

【メリット7】選べる特典③:ご利用特典として毎月100 Vポイント付与

「選べる特典」でこれを選択すると、月末の預金残高が10,000円以上であれば、毎月100 Vポイントが付与されます。比較的達成しやすい条件で、年間1,200ポイントが貯まります。他の特典(給与受取など)の条件を満たせない場合に、消去法で選ばれることも多い特典です。

【メリット8】選べる特典④:Vポイントアッププログラムの還元率+1%

これが「選べる特典」の中で最も注目度が高く、人気のある特典です。「選べる特典」でこれを選択すると、後述する「Vポイントアッププログラム」の対象店舗での還元率が、無条件で+1%されます。ポイ活に力を入れたい方、対象店舗をよく利用する方にとっては、他の特典よりも圧倒的に大きなメリットを生む可能性があります。

【メリット9】Vポイントアッププログラムで対象店の還元率が最大20%に!

メリット8で触れた「Vポイントアッププログラム」は、Oliveを持つこと自体の大きなメリットです。

対象店舗(主要コンビニ・飲食店)と還元率アップの条件詳細

対象となる主な店舗は以下の通りです(2025年4月時点)。

  • コンビニ:セイコーマート、セブン-イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン
  • 飲食店:マクドナルド、モスバーガー、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、すき家、はま寿司、ココス、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司 など

これらの店舗で、Oliveフレキシブルペイを使ってVisaのタッチ決済(またはMastercard®コンタクトレス決済 ※NLの場合)で支払うと、通常のポイント(0.5%)に加えて、様々な条件達成で還元率が上乗せされます。

主な還元率アップの条件は以下の通りです。

  • Oliveの選べる特典で「Vポイントアッププログラム+1%」を選択:+1%
  • Olive契約&三井住友銀行アプリへ月1回以上ログイン:+1%
  • SBI証券口座を保有し、Vポイント連携&条件達成:最大+2%
  • 住友生命「Vitalityスマート for Vポイント」に加入し、Vitality健康プログラムを実施:最大+2%
  • 対象のコンビニ・飲食店でのタッチ決済利用:+6.5% (基本還元率0.5%含む)
  • 家族ポイントへの登録:最大+5%

これらを組み合わせることで、最大20%還元が実現します。(※各条件の詳細は公式サイトをご確認ください)

組み合わせ次第で驚異的な高還元率を実現する方法

例えば、Olive(選べる特典+1%選択)を持ち、アプリにログインし、SBI証券連携(条件達成で+2%)、家族ポイント(+5%)をフル活用すれば、対象店舗でのタッチ決済時に常に15.5%以上の還元率(6.5% + 1% + 1% + 2% + 5%)を享受できる計算になります。これは他の決済サービスと比較しても、驚異的な高還元率です。

運営者のVポイントアッププログラム達成状況とコツ(ゴールドランク視点)

私自身(Oliveゴールド利用者)も、このVポイントアッププログラムを最大限活用しています。選べる特典はもちろん「+1%」を選択。SBI証券連携も完了させ、家族ポイントも登録しています。これにより、対象店舗では常に高い還元率でポイントを獲得できており、Oliveのメリットを最も実感する部分の一つです。達成のコツは、無理のない範囲で条件をクリアしていくこと。特にSBI証券連携は、つみたてNISAなどを利用している方なら比較的簡単に達成できるのでおすすめです。

【メリット10】フレキシブルペイで3つの支払い方法をアプリで簡単切替

Oliveの中核機能である「フレキシブルペイ」により、1枚のカードで複数の支払い方法を使い分けられる点も大きなメリットです。

デビットモード:口座直結で使いすぎ防止、家計管理にも◎

支払いと同時に銀行口座から引き落とされるため、口座残高以上に使う心配がありません。現金感覚で利用でき、家計管理がしやすいのが特徴です。クレジットカードの使いすぎが心配な方に適しています。

クレジットモード:後払いで柔軟な支払いを(利用には審査あり)

後払い方式なので、手元に現金や口座残高がなくても買い物ができます。大きな買い物をしたい時や、支払いを少し先に延ばしたい場合に便利です。ただし、利用には審査が必要であり、計画的な利用が求められます。

ポイント払いモード:貯まったVポイントを無駄なく活用

貯まったVポイントを1ポイント=1円として支払いに充当できます。ポイントの有効期限が切れる前に、少額からでも無駄なく使い切れるのがメリットです。

これらのモードは、三井住友銀行アプリやVpassアプリからいつでも簡単に切り替えられます。

【メリット11】ナンバーレスデザインのカードで安全性&デザイン性が向上

Oliveフレキシブルペイのカードは、表面にカード番号、有効期限、セキュリティコード、氏名が記載されていない「ナンバーレス」デザインです。これにより、店頭での支払い時にカード情報を盗み見されるリスクが低減し、セキュリティが向上します。また、券面がシンプルで洗練されており、デザイン性が高い点も魅力です。選べるカラーバリエーションもあり、自分の好みに合わせて持つことができます。(詳細は別記事「Olive デザイン」で解説しています)

【メリット12】Olive紹介プログラムでお得に始められる

Oliveには紹介プログラムがあります。すでにOliveを利用している友人や家族から紹介を受けてアカウントを開設すると、紹介者・被紹介者の両方にVポイントなどの特典が付与される場合があります。これからOliveを始めたい方は、周りに利用者がいないか確認してみると良いでしょう。当ブログでも、お得な始め方について情報を発信しています。

【メリット13】SBI証券連携でVポイントがダブルで貯まる(クレカ積立・投信マイレージ)

Olive(三井住友カード)は、SBI証券との連携(通称:三井住友カードつみたて投資)で大きなメリットがあります。

  • クレカ積立: SBI証券での投資信託の積立購入をOliveフレキシブルペイ(クレジットモード)で行うと、積立額に応じてVポイントが付与されます(※付与率はカードランクにより異なる。例:ゴールドなら1.0%)。
  • 投信マイレージ: SBI証券での投資信託の保有残高に応じて、毎月Vポイントが付与されます。

NISA口座などをSBI証券で運用している(または検討している)方にとっては、資産形成を進めながら効率的にVポイントも貯められる、一石二鳥のメリットです。

【メリット14】Olive開設者限定のお得なキャンペーンが随時開催

Oliveの開設者を対象とした、独自のキャンペーンが不定期で開催されることがあります。例えば、特定のサービスの利用でポイントが増量されたり、抽選で特典が当たったりといった内容です。これらのキャンペーン情報を活用することで、さらにお得にOliveを使いこなすことができます。キャンペーン情報は公式サイトやアプリで告知されるので、こまめにチェックするのがおすすめです。

【メリット15】ランク限定特典(ゴールド/プラチナプリファード)でさらに充実

一般ランクでも十分なメリットがありますが、ゴールドランク、プラチナプリファードランクには、さらに魅力的な限定特典が付帯します。

ゴールドランクの主要特典(年間100万円利用で年会費永年無料、空港ラウンジ等)

  • 年会費永年無料特典: 年間100万円以上のカード利用(クレジット/デビットモード合算可の場合あり)で、通常5,500円(税込)の年会費が翌年以降永年無料になります。これは非常に大きなメリットで、達成を目指す価値があります(通称:100万円修行)。
  • 空港ラウンジサービス: 国内主要空港およびハワイの空港ラウンジが無料で利用できます。
  • 旅行傷害保険: 最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯します(利用付帯)。
  • SBI証券クレカ積立ポイント付与率: 1.0%(一般ランクは0.5%)

プラチナプリファードランクの主要特典(ポイント特化、コンシェルジュ等)

  • ポイント還元特化: 通常ポイント還元率1.0%。継続特典(毎年最大40,000ポイント)、外貨ショッピング利用特典(+2%)、プリファードストア(特約店)利用特典(+1~14%)など、ポイント獲得に特化した特典が豊富。
  • コンシェルジュサービス: 24時間365日対応のコンシェルジュサービスが利用可能。
  • 付帯保険の充実: 最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険など、保険内容がさらに手厚い。
  • SBI証券クレカ積立ポイント付与率: 5.0%(年間上限あり)

年会費は高額になりますが、その分、ポイント還元や付帯サービスで元を取れる、あるいはそれ以上のメリットを享受できる可能性があります。

メリットだけじゃない!Oliveのデメリット・注意点も解説

多くのメリットがあるOliveですが、良い面ばかりではありません。契約してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、デメリットや注意点もしっかりと把握しておきましょう。

【デメリット1】原則として紙の通帳は発行されない(Web通帳が基本)

Oliveでは、環境配慮の観点などから、原則として紙の通帳は発行されません。 入出金明細などは、SMBCダイレクトや三井住友銀行アプリの「Web通帳」で確認するのが基本となります。紙の通帳での記録や確認に慣れている方にとっては、不便に感じる可能性があります。

【デメリット2】引き落とし口座は三井住友銀行のOliveに固定される

Oliveフレキシブルペイのクレジットモードやデビットモード利用時の引き落とし口座は、Oliveとして開設(または切替)した三井住友銀行の普通預金口座に限定されます。他の銀行口座を引き落とし先に設定することはできません。給与振込口座が別にある場合など、お金の管理方法によっては少し手間が増える可能性があります。

【デメリット3】選べる国際ブランドはVisaのみ(Mastercardなどは選択不可)

Oliveフレキシブルペイで利用できる国際ブランドは「Visa」のみです。Mastercard®やJCB、American Express®などを希望する方は、Oliveを選択できません。Visaは世界中で加盟店が多く、ほとんど困ることはありませんが、特定の国際ブランドにこだわりがある方にはデメリットとなり得ます。

【デメリット4】クレジットモードの利用には所定の審査が必要

フレキシブルペイの便利な機能の一つである「クレジットモード」ですが、これを利用するには三井住友カードによる審査が必要です。審査基準を満たせない場合、クレジットモードを利用できない(デビットモードとポイント払いモードのみ利用可能)ことがあります。

【デメリット5】支払いモードの切り替え忘れによる意図しない決済リスク

アプリで簡単に支払いモードを切り替えられるのはメリットですが、逆に切り替えを忘れてしまうと、「デビットで払うつもりがクレジットになっていた」「ポイントで払いたかったのに口座から引き落とされた」といった意図しない決済が発生する可能性があります。支払い前には、必ずアプリでモードを確認する習慣をつける必要があります。

【デメリット6】Vポイントアッププログラムの条件達成がやや複雑と感じる場合も

最大20%還元は魅力的ですが、その条件は多岐にわたり、全てを達成するのは簡単ではありません。SBI証券口座の開設や取引、住友生命の加入、家族ポイントの登録など、人によってはハードルが高い、あるいは管理が複雑だと感じる可能性があります。

【デメリット7】デビットモードだと一部利用できないサービス・加盟店が存在する

デビットカード共通の注意点ですが、一部のオンラインサービス(サブスクリプションなど)やガソリンスタンド、高速道路料金などでは、デビットモードでの支払いができない場合があります。これらの支払いにはクレジットモードを利用するか、他の支払い方法を用意する必要があります。

【デメリット8】ゴールド・プラチナプリファードには年会費が発生する(条件達成で無料化も)

一般ランクは年会費無料ですが、ゴールドランク(5,500円/税込)、プラチナプリファードランク(33,000円/税込)には年会費がかかります。 ゴールドランクは年間100万円利用で翌年以降永年無料になる特典がありますが、毎年コンスタントに利用額を達成できない場合はコスト負担が発生します。プラチナプリファードは年会費が高額なため、ポイントや特典で年会費以上のメリットを得られるか、慎重に検討する必要があります。

【デメリット9】全ての機能を使いこなすにはアプリ操作への慣れが必要

Oliveの機能は多岐にわたり、その多くは三井住友銀行アプリやVpassアプリを通じて操作します。モード切替、残高確認、ポイント確認、各種設定変更など、全ての機能をスムーズに使いこなせるようになるには、ある程度の慣れが必要です。スマートフォンアプリの操作が苦手な方には、少しハードルが高く感じるかもしれません。

これらのデメリットや注意点を理解した上で、メリットと比較し、自分にとってOliveが本当に適しているかを判断することが重要です。

【徹底比較】Olive vs 三井住友カード(NL)結局どっちがお得?

question_ver2

Oliveが登場する前から、三井住友カードの代表的なサービスとして人気だったのが「三井住友カード(NL)」(ナンバーレス)です。Oliveと機能が似ている部分も多く、「どちらを選べばいいの?」と悩む方も少なくありません。ここでは、両者を比較し、どちらがあなたにおすすめか解説します。

機能・特典・コストの違いを一覧比較

項目Olive(フレキシブルペイ)三井住友カード(NL)
基本機能銀行口座+キャッシュカード+Visaデビット/クレジット/ポイント払いクレジットカード(Visa/Mastercard®)
引き落とし口座三井住友銀行(Olive)に固定自由に設定可能
国際ブランドVisaのみVisa / Mastercard® から選択可能
年会費(一般ランク)永年無料永年無料
年会費(ゴールド)5,500円(年100万利用で永年無料)5,500円(年100万利用で永年無料)
Vポイントアップ対象(最大+6%相当の独自要素あり)対象(Olive独自要素は対象外)
基本特典(手数料等)あり(振込無料、ATM無料など)なし(カード単体には銀行特典なし)
選べる特典ありなし
紙の通帳原則なし関係なし
キャッシュカード機能ありなし
デビットカード機能ありなし
ポイント払い機能ありなし(iDバリュー等で充当は可能)

Google スプレッドシートにエクスポート

Oliveがおすすめなのはこんな人

  • 三井住友銀行をメインバンクとして利用したい/している人
  • 銀行口座とキャッシュレス決済を一体化させ、管理をシンプルにしたい人
  • デビットカード機能をよく利用する人
  • 振込手数料やATM手数料の優遇を受けたい人
  • 「選べる特典」で自分に合ったメリットを享受したい人
  • Vポイントアッププログラムの還元率を最大限高めたい人(特に選べる特典+1%)
  • SBI証券との連携をフル活用したい人

三井住友カード(NL)がおすすめなのはこんな人

  • すでにメインバンクがあり、引き落とし口座を自由に変えたい人
  • 国際ブランドとしてMastercard®を選びたい人
  • シンプルなクレジットカード機能だけを利用したい人
  • キャッシュカード機能やデビットカード機能は不要な人
  • 紙の通帳が必要な、またはWeb通帳に抵抗がある人(銀行口座は別で管理)

【体験談】私が三井住友カード(NL)からOlive(ゴールド)に乗り換えた理由

私自身、Oliveが登場する前は「三井住友カード ゴールド(NL)」をメインカードとして愛用していました。しかし、Oliveが登場したタイミングで、迷わずOliveゴールドを発行しました。その主な理由は以下の3点です。

  1. Vポイントアッププログラムの「選べる特典+1%」が魅力的だった: NLにはないこの特典だけで、対象店舗でのポイント獲得効率が格段に上がると考えました。
  2. 銀行特典(振込手数料無料など)を活用したかった: メインバンクを三井住友銀行に集約することで、他行宛振込手数料などを節約できるメリットが大きいと感じました。
  3. デビットカード機能も使ってみたかった: クレジットカードだけでなく、デビットカードとしても使える柔軟性に魅力を感じました。(実際、予算管理などでデビットモードは重宝しています)

もちろん、引き落とし口座が固定されるなどのデメリットは理解していましたが、それを上回るメリットがあると判断しました。結果として、乗り換えて非常に満足しています。

Oliveのメリットを最大限に活かす!効果的な活用術と裏技

せっかくOliveを開設するなら、そのメリットを最大限に引き出したいですよね。ここでは、Oliveをよりお得に、便利に使いこなすための具体的な活用術や裏技をご紹介します。

「選べる特典」はどれを選ぶべき?目的・ライフスタイル別のおすすめ設定

4つある「選べる特典」、どれを選ぶのが最適かは、あなたのライフスタイルによって異なります。

  • ポイ活最優先!対象店舗をよく使う人 →【還元率+1%】一択!
    • 解説:メリット8, 9で述べた通り、対象店舗での利用が多いほど、この特典の価値は他の特典を圧倒します。迷ったらこれを選んでおけば間違いは少ないでしょう。
  • 給与/年金振込口座にできる人 →【給与・年金受取特典(200pt)】
    • 解説:毎月自動で200ポイントもらえるのは確実なメリット。還元率+1%で月200ポイント以上獲得する自信がない(対象店舗利用額が月2万円未満)場合は、こちらの方がお得です。
  • コンビニATMを月2回以上使う人 →【コンビニATM手数料無料(+1回)】
    • 解説:手数料(110円~220円)が月1回追加で無料になるため、ポイント特典(100~200pt)と同等かそれ以上の価値があります。利用頻度が高いなら選択肢に入ります。
  • 上記以外の人、条件達成が簡単な方が良い人 →【ご利用特典(100pt)】
    • 解説:月末残高1万円以上という達成しやすい条件で毎月100ポイントもらえます。消去法的な選択肢ですが、確実にポイントを得たい場合に。

おすすめは、まず【還元率+1%】を基本と考え、自身の対象店舗利用額を試算してみること。 月2万円以上利用するなら+1%が有利、それ以下なら他の特典(特に給与受取)と比較検討するのが良いでしょう。特典は毎月変更可能なので、状況に合わせて見直すこともできます。

Vポイントアッププログラムを効率的に達成するための具体的なアクションプラン

最大20%還元を目指すには、計画的なアクションが必要です。

  1. 基本設定: Olive開設、三井住友銀行アプリにログイン(月1回)、選べる特典で「+1%」を選択。これだけで+2%上乗せ。
  2. 対象店舗でのタッチ決済: 支払い時は必ずVisaのタッチ決済を利用する習慣をつける。これで+6.5%(通常ポイント含む)。
  3. 家族ポイント: 同居の家族(二親等以内)が三井住友カード(Olive含む)を持っていれば、「家族ポイント」に登録する(最大+5%)。
  4. SBI証券連携: SBI証券口座を開設し、Vポイントサービスに登録。さらに以下のいずれか(または両方)の条件を満たす(最大+2%)。
    • 当月の投資信託の買付が1回以上ある。
    • 当月の国内株式または米国株式の取引が1回以上ある。
    • 当月末のNISA(つみたて投資枠)の保有資産評価額が30万円以上ある。(※条件は変更される可能性あり)
  5. 住友生命連携: 住友生命「Vitalityスマート for Vポイント」に加入し、健康増進活動を行う(最大+2%)。これはややハードルが高いかもしれません。

現実的な目標としては、1~4を達成し、15.5%還元を目指すのがおすすめです。

SBI証券連携をフル活用!「クレカ積立」と「投信マイレージ」でザクザク貯める設定方法

OliveとSBI証券の連携は、Vポイントアッププログラムだけでなく、資産形成とポイ活の両面で非常に重要です。

  • クレカ積立設定: SBI証券にログインし、投信積立の設定画面で、支払い方法を「クレジットカード」に設定。Oliveフレキシブルペイのカード情報を登録します。NISA(つみたて投資枠)の積立にも利用でき、ポイントが付与されます(ゴールドなら1.0%)。毎月の上限額(通常5万円、2024年以降変更の可能性あり)まで設定するのがおすすめです。
  • 投信マイレージ設定: 特別に必要な設定はありません。SBI証券でVポイントサービスに登録していれば、投資信託の月間平均保有残高に応じて自動的にポイントが付与されます。

まだSBI証券口座を持っていない方は、この機会に開設を検討する価値は十分にあります。

見逃し厳禁!お得なキャンペーン情報をキャッチする方法

OliveやVポイントに関するお得なキャンペーンは、以下の方法でチェックできます。

  • 三井住友銀行アプリ/SMBCダイレクト: アプリ内のお知らせやキャンペーン情報欄。
  • 三井住友カード Vpassアプリ: こちらでもキャンペーン情報が告知されます。
  • 公式サイト: 三井住友銀行、三井住友カードのキャンペーンページ。
  • メールマガジン: 登録しておくと、情報が届く場合があります。
  • 信頼できる情報サイト/ブログ: 当ブログのような専門サイトを定期的にチェックするのも有効です。

特に、新規入会キャンペーンや、特定のサービス利用促進キャンペーンは見逃さないようにしましょう。

【ゴールドランク向け】年間100万円利用(年会費永年無料)達成のコツと計画の立て方

Oliveゴールドの最大の魅力である「年会費永年無料特典」。これを達成するための「100万円修行」のコツです。

  • 対象となる利用額を確認: クレジットモードだけでなく、デビットモードの利用額も集計対象となる場合があります(※対象範囲は必ず公式サイトで最新情報を確認してください)。これが対象なら達成難易度は下がります。
  • 支払いをOliveに集約: 家賃、光熱費、通信費、保険料、サブスク、日常の買い物、税金の支払い(可能な場合)など、あらゆる支払いを可能な限りOliveフレキシブルペイに集約します。
  • 固定費の見直し: 年間100万円は月平均で約8.4万円。固定費だけでこの金額に近づけられるか試算してみましょう。
  • 特別な支出を考慮: 旅行、家電購入、冠婚葬祭、ふるさと納税などの大きな支出も達成に貢献します。
  • 利用額の確認: Vpassアプリなどで定期的に利用額を確認し、達成までの進捗を管理します。
  • 無理はしない: 年会費無料のために無駄遣いをしては本末転倒です。達成が難しい場合は、一般ランクに戻すことも検討しましょう。

計画的に支払いを集約すれば、多くの方にとって達成可能な目標です。私自身も、生活費決済を集中させることで無理なく達成できています。

Oliveのメリット・デメリットに関するQ&A

最後に、Oliveに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1. 申し込み手続きは簡単?何が必要?

A1. スマートフォンと本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)があれば、三井住友銀行アプリから比較的簡単に申し込めます。 アプリをダウンロードし、画面の指示に従って必要情報を入力し、本人確認書類と顔写真を撮影して送信する流れが一般的です。既存の三井住友銀行口座を持っている場合は、その口座をOliveに切り替えることも可能です。手続きは通常15分~30分程度で完了しますが、カードが届くまでには1~2週間かかります。

Q2. クレジットモードの審査は厳しいって本当?

A2. クレジットモードの審査基準は公表されていませんが、一般的に三井住友カード(NL)と同程度の審査基準と考えられます。安定した収入がある満18歳以上(高校生除く)の方であれば、過度に心配する必要はないでしょう。ただし、過去に延滞履歴があるなど、信用情報に問題がある場合は審査に通らない可能性もあります。不安な方は、まずクレジットモードなし(デビット/ポイント払いのみ)で申し込み、後からクレジットモードを申し込むことも可能です。

Q3. デメリットもあるけど、結局Oliveは開設すべき?

A3. これはあなたのライフスタイルや何を重視するかによります。

  • 開設をおすすめする人: 三井住友銀行をメインバンクにしたい、キャッシュレス決済と銀行口座をまとめたい、Vポイントを効率的に貯めたい、対象コンビニ・飲食店をよく利用する、SBI証券を利用している/したい、手数料を節約したい人。
  • 慎重に検討すべき人: 引き落とし口座を自由に選びたい、国際ブランドはVisa以外が良い、紙の通帳が必須、アプリ操作が苦手、そもそも三井住友銀行を利用する予定がない人。

この記事で解説したメリット・デメリットをよく比較検討し、ご自身の状況に照らし合わせて判断してください。個人的には、多くの人にとってメリットの方が大きいサービスだと感じています。

Q4. 家族カードは作れる?メリットはある?

A4. はい、Olive(フレキシブルペイ)にも家族カードを発行できます(本会員がクレジットモードを利用できる場合など条件あり)。家族カードのメリットは以下の通りです。

  • 本会員とほぼ同等の特典(ポイント還元、保険など)を受けられる場合がある。
  • 年会費が本会員より安価、または無料の場合が多い。
  • 利用額が本会員の口座からまとめて引き落とされるため、家計管理がしやすい。
  • 家族カードの利用分も、Vポイントアッププログラムや年間利用額特典の集計対象となる場合がある(要確認)。 家族でVポイントを貯めたい場合や、家計管理を一元化したい場合にはメリットがあります。

Q5. 貯まったVポイントの有効期限や使い道は?

A5. Vポイントの有効期限は、通常、ポイント最終変動日(貯める・使う・交換する)から1年間です。定期的にポイントが変動していれば、実質無期限に近い形で利用できます(※一部有効期限の異なるポイントもあります)。 主な使い道は以下の通りです。

  • フレキシブルペイのポイント払いモードで利用(1pt=1円)
  • クレジットカード利用代金への充当(キャッシュバック)
  • 他社ポイント(Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイントなど)への交換
  • マイル(ANA、JALなど)への交換
  • SBI証券でのポイント投資
  • 各種景品や商品券との交換
  • オンラインギフトカードへの交換 など 使い道が豊富で、無駄なく活用できるのがVポイントの魅力です。

まとめ:Oliveは多数のメリットあり!ただしデメリット理解も重要

今回は、Oliveのメリット15選を中心に、デメリットや注意点、活用術まで幅広く解説しました。

Oliveは、銀行機能とキャッシュレス決済が融合し、手数料優遇や豊富なポイントプログラム(特にVポイントアッププログラム)を備えた、非常にメリットの多いサービスです。特に、三井住友銀行をメインで利用したい方、Vポイントを効率的に貯めたい方、対象店舗をよく利用する方にとっては、開設する価値は非常に高いと言えるでしょう。

一方で、引き落とし口座の固定、国際ブランドがVisaのみ、紙通帳がないといったデメリットも存在します。これらの点がご自身の使い方に合わない場合は、他のサービス(三井住友カード(NL)など)を検討する方が良いかもしれません。

重要なのは、メリットとデメリットの両方を正しく理解し、ご自身のライフスタイルや価値観に照らし合わせて、最適な選択をすることです。

Oliveの関連記事

三井住友銀行のOliveとは?メリットや開設方法を紹介!お得なキャンペーンも実施中!

OliveでSBI証券のクレカ積立を利用する方法を徹底解説!手順からメリットやデメリットを紹介!

Oliveフレキシブルペイゴールドのメリットとその使い方を紹介!